サイゾーウーマンインタビュー新進女優・斎藤莉奈が語る、英国映画界 芸能 映画『クリーチャーズ』公開記念インタビュー 新進女優・斎藤莉奈が語る、「オーディションも撮影現場もオープン」な英国映画界 2022/06/12 11:00 サイゾーウーマン編集部 インタビュー女性タレント 「逆輸入女優」を目指し渡英したきっかけは、“動物保護活動” 英国ではテレビドラマやCMに出演するなど活躍中(写真=橋本美花) ――斎藤さんが芸能界デビューしたきっかけは、広瀬アリス・すず姉妹、橋本愛、中条あやみらを輩出したモデルオーディション『ミスセブンティーン』だそうですね。 斎藤 はい、同い年の武井咲さんが「Seventeen」(集英社)の専属モデルをしているのに憧れて、13歳のときに応募したんです。07年の『ミスセブンティーン』でファイナリストに選ばれたことから、芸能事務所にスカウトされました。そのとき、「君は声が低いから、女優に向いているかもね」と言われ、演技に興味を持つようになったんです。 ――17年から活動の拠点をロンドンに移されましたが、なぜハリウッドのある米国ではなかったんでしょうか? 斎藤 私、動物が大好きで。女優として有名になれば、動物保護活動に役立つんじゃないかと考え、「逆輸入女優」を目指して渡英したんです。LAにもちょっと滞在したんですが、欧州の方が動物保護活動が盛んなので、それもあってロンドンで頑張ってみることにしました。英国にも、ハリウッドのオーディション情報は入ってきますし。ロンドンはLAに比べて日本人は少ないものの、その割には日本人向けの仕事のニーズが意外とあるんです。 ――斎藤さんは英国ではテレビドラマに出演し、CMや企業ビデオなどにも出演しているんですね。海外にコネクションがあったわけでもなく、単身でよく渡英したなぁと感服します。 斎藤 英語は日本で少し勉強してから渡ったんですが、最初は全然ダメでした(苦笑)。ロンドンには“知り合いの知り合い”はいたんですが、あまり頼りすぎちゃいけないと思い、事務所などは自分で見つけました。運がよかったんだと思います。 ――イギリス映画の撮影現場は、日本とは違いますか? 『クリーチャーズ』は撮影期間が1カ月あったそうですが、日本の低予算映画は1週間程度で撮られることがほとんどです。 斎藤 日本だと撮影期間は短いですよね。深作健太監督が撮られた『クロネズミ』は撮影前のリハーサルはしっかりやりましたが、撮影は5日間でした。『クリーチャーズ』の場合は、現場でその日撮るシーンのリハーサルをしながら、じっくり撮り進めていく感じでしたね。 ――食事や宿泊施設はどうでしたか? 斎藤 食事は3食付きでした。スタジオの一角にキッチンがあり、スタッフが交代で温かい料理を用意してくれたんです。日本だとお弁当がほとんどだったので、そこは違いましたね。みんなで同じ鍋を囲んで食事することで、よりアットホーム感が高まったと思います。 また、キャストは撮影場所から少し離れたところにあるコテージに泊まりました。私たち女性キャストは3人一緒に1つのコテージに泊まり、寝室はそれぞれ別々でした。撮影は深夜まで続いてハードでしたが、週末の土日はしっかり休めるのでリフレッシュすることができましたね。それに撮影中、誰かがNGを出してしまうと「ナイス!」や「グレート!」なんて声がジョークっぽく飛ぶんです。失敗しても現場の雰囲気が明るいので、「ごめんなさい。もう一度やらせてください」と気兼ねせずに口にすることができました。日本人である私も受け入れられ、とても居心地がよい現場でした。 次のページ オーディションや撮影現場で、「大きな声を出す人はいない」 前のページ12345次のページ 楽天 冷たい熱帯魚【Blu-ray】 関連記事 昭和マニアの町あかりが推す、『男はつらいよ』 “寅さん”超えの理想の男性「タヌキ社長」とは? 俳優・小野健斗、「ゴルフができる女性は好印象」! アクティブなプライベート事情明かす40代から海外進出、そして「劇団四季」オタクに! 釈由美子さん「毎週月曜に“推し役者”さんをチェックしてます」意外な“大人デビュー”を直撃!ジャニーズ・メリー&ジュリー親子、「動物愛護団体に寄付」「緑茶NG」の意外な素顔ダレノガレ、「猫虐待」にブチ切れ! 川島なお美、杉本彩……“動物愛護”に熱心な芸能人