サイゾーウーマンカルチャーTDR大改革3つのここがすごい カルチャー ディズニーリゾート大改革を語る【前編】 東京ディズニーシー『アナ雪』新アトラクションを考察! テーマパーク専門家が語る「TDR大改革3つの“ここがすごい”」 2022/06/04 16:00 中島恵(明治大学兼任講師) カルチャーディズニーランド 【その3】『アナと雪の女王』アトラクションは、「カリブの海賊」風!? ファン待望、『アナと雪の女王』エリアはどうなる?(Getty Imagesより) オープン予定が22年度から23年度に延期されたTDSの新テーマポート「ファンタジースプリングス」は、『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』という人気作品のエリアが集結するそうだ。まだ詳細は不明だが、アトラクションが4つ、飲食施設が3つ、商品施設が1つ、ホテルが1つ新設される予定だ。 中でも目玉になるのは、日本の歴代映画興行成績第4位に輝く大ヒット作『アナと雪の女王』のエリアだろう。『アナ雪』の舞台は「アレンデール王国」という架空の王国だが、劇中の景色は、ノルウェーのフィヨルドに似ており、建物もノルウェーに実在する建物をモデルにしているとの話もある。日本に北欧の世界観をどう再現するかは要注目。 また、『アナ雪』のアトラクションは、詳細不明ではあるものの、アメリカ・フロリダ州「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」の4大テーマパークの一つ「EPCOT」に、すでに『アナ雪』のアトラクション「フローズン・エバー・アフター ディズニーワールド エプコット」が存在し、これを“踏襲する”と推察できる。なぜなら同じアトラクションが世界中のディズニーランドにバージョンアップされて導入されてきた経緯があるからだ。このアトラクションは、船に乗って水路を進むというアトラクションで、TDLの「カリブの海賊」に似ている。加えて、『アナ雪』は歌に魅力がある作品なので、音楽に力が入ったアトラクションになるはず。映画の世界観にどっぷり浸れること請け合いだ。 ちなみに、OLCは「エリア拡張によって混雑緩和される」というが、最初の3年ほどは新施設目当てにゲストが殺到し、当然TDSのほかのエリアにも流れるため、混雑緩和につながらないのでは……!? ――大人気作品の新エリアオープンにより、さらに多くのゲストを呼び寄せるであろうTDR。しかしそのウラ側では、ゲストをがっかりさせかねない、ある“大改革”も……!? 後編に続く! (後編はこちら) 前のページ123 中島恵(明治大学兼任講師) 明治大学兼任講師。ディズニーランドやユニバーサル・スタジオを中心にテーマパークの経営戦略の研究をしている。『なぜ日本だけディズニーランドとUSJが「大」成功したのか?』、『ディズニーの労働問題 ―「夢と魔法の王国」の光と影―』、『テーマパーク事業論 ―プロデューサーの仕事内容―』(いずれも三恵社)など著書多数。 最終更新:2022/06/05 16:37 楽天 ディズニーの労働問題 『アナ雪』アトラクション、最長待ち時間の更新なるか? 関連記事 東京ディズニーランド&シー再開2カ月、人気Dオタブロガーに聞く「今こその楽しみ方」と「問題点」ディズニー裁判で「私も」の声続々……パワハラ解雇も発覚で「暴走する現場」浮き彫りにディズニー・ハロウィーンは“地獄のイベント”!? 元キャストが明かす“クソ客”の実態ディズニーリゾート、アルバイトへの休業補償問題……オリエンタルランドが「ブラック企業」と言われるワケ東京ディズニーリゾート、障害者/ケガ人装う迷惑ゲスト……元キャストたちの怒りと本音 次の記事 皇后の座をめぐる学習院VS聖心女子VS東大 >