ラブコメの女王ことメグ・ライアン、『愛と青春の旅だち』デブラ・ウィンガーほか……ハリウッドを去ったセレブの告白
ヒット作『トップガン』(86)に出演したことで注目を集め、『恋人たちの予感』(89)など恋愛コメディに出演したことで人気が爆発。「元祖ラブコメの女王」と呼ばれるようになったメグ。
彼女もまた「40歳の壁」にぶち当たった一人だったが、ハリウッドから離れようと思った大きな理由は理不尽なバッシングを受けたことだった。
41歳の時、ヌードになり体当たりで主演したエロティック・スリラー映画『イン・ザ・カット』(2003)に世間は衝撃を受け、メグにふさわしくない役だと批判。本人は「これまで出演した30作のうち、恋愛コメディ映画は7作なのよ」「ヌードになったのはこの作品が初めじゃない」と説明したが、イメージダウンは避けられなかった。
さらに、メグは1991年に結婚したデニス・クエイドと2001年に離婚しているが、破局原因は『プルーフ・オブ・ライフ』(00)で共演したラッセル・クロウとの浮気だとうわさされていた。メディアは『イン・ザ・カット』で演じた役がメグ自身に近いのだろうと面白おかしく書き立て、「とんでもないアバズレ」「ラブコメはもう絶対に無理」と言われるように。
メグは「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューで、この時受けたメディアと世間の反応を「悪質」なものだったと回想。「ハリウッドに対する感情はお互い様ってところね。お互いにもう終わり、用なしだって感じたのよ。たぶん」と寂しそうに明かした。
引退時には「燃え尽きた状態だった」「孤独だった」というメグは、年をとるにつれて役を得るのが難しくなり、「暗黙のプレッシャーがあった。見た目についてね」とも発言。どんなに人気がある女優でも、年齢とともに外見が変わるとハリウッドからは求められなくなるという厳しい現実を伝えた。
「私は自分の年齢が好き。今の生活が大好き」とも発言しているが、彼女が美容整形をしていることは明らかで、ここ最近は、外見が激変していることでタブロイドを賑わせることが多い。
世界的な大ヒット作には登場しなくなったとはいえ、女優業から完全に引退したわけでなく、テレビドラマやテレビ映画には出演中。15年には、映画『涙のメッセンジャー 14歳の約束』で監督デビューを果たし、自身も出演している。息子のジャック・クエイドや共演多数の盟友トム・ハンクスも脇役として出演し、話題になった。
インスタグラムでは、更新頻度は少ないが、息子が子どもだった頃に撮影したプライベート写真を投稿するなど息子への応援メッセージを投稿してはファンを喜ばせている。