嵐・二宮和也『マイファミリー』第2話12.8%は、日曜劇場らしからぬ視聴率!? 過去作との比較でわかる低調ぶり
嵐・二宮和也主演のTBS系「日曜劇場」枠のドラマ『マイファミリー』。4月17日に放送された第2話では、視聴者からツッコミが相次ぐ場面があった。
誘拐事件に巻き込まれた家族が、周辺の人間模様や自身の感情に振り回されながらも、その絆を試される“ノンストップファミリーエンターテインメント”を謳う同作。第2話では、ゲーム会社社長の鳴沢温人(二宮)が、娘の友果(大島美優)を誘拐したと思われる犯人から、交渉の際に警察を完全に排除するように要求された。
鳴沢は知人のネットサービス企業社長・阿久津晃(松本幸四郎)の力を借り、ネットニュース番組に妻の未知留(多部未華子)と共に出演。警察なしで交渉をすると宣言した鳴沢だったが、この事件を担当する刑事・葛城圭史(玉木宏)は捜査を続行しようとする……といった内容だった。
「その後、犯人は午後8時までに警察を完全に排除するよう、再度、鳴沢に要求。自宅には警察が待機していましたが、この要求を受けて、全員出ていきました。しかしその後、警察は鳴沢夫妻の親友である弁護士・三輪碧(賀来賢人)を通じて、未知留を説得。鳴沢には“ママ友”だと説明し、隠しカメラ付きブローチを装着した女性捜査員を、鳴沢家に潜入させたんです」(芸能ライター)
その後、鳴沢は女性捜査員の潜入を看破し、犯人から連絡がきたタイミングで退出させた。実は鳴沢、三輪から事前に連絡を受けており、警察が自宅に入ったことを知っていたのだ。
「この展開に、ネット上では『どんでん返しが面白かった!』『終盤の展開がよかった』といった声が上がっている一方、捜査員が潜入したシーンについては、『家に潜入してきた女性捜査員のブローチ、どう見ても不自然だよね?』『ブローチが怪しすぎて、三輪の連絡がなくても捜査員だってバレバレ』といったツッコミも見られました。捜査員が付けていたのは、白い真珠の中に黒い隠しカメラが装着されているブローチでしたが、『素人の私でも不審に思う』『白の中に黒は普通に目立つしバレるでしょ(笑)』などと、失笑が漏れていたようです」(同)
最近の「日曜劇場」枠では、こうした細部の演出に視聴者からツッコミが相次ぐことも珍しくないものの、世帯平均視聴率は高水準をキープしていた。一方で、『マイファミリー』は第1話が12.6%、第2話が12.8%(どちらもビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、日曜劇場の過去作に比べて低調なのだ。
「ここ1年間に放送された同枠ドラマの第2話と比べてみると、その差は歴然です。ちょうど1年前の2021年4月期『ドラゴン桜』が13.9%、7月期の『TOKYO MER ~走る緊急救命室~』が14.3%、10月期の『日本沈没 -希望のひと-』が15.7%、そして今年1月期の『DCU』が15.2%でした。『マイファミリー』の12.8%も決して低くはないのですが、高視聴率を連発する『日曜劇場』枠として考えると、やはり寂しい数字といえるでしょう」(同)
『マイファミリー』はこのまま、日曜劇場らしからぬ視聴率で終わってしまうのだろうか?