“小3の壁”は勉強面以外にも!? 「学童に入れず仕事を辞めた」「放課後子どもを一人で徘徊させる」ママたち
善意からYちゃんの面倒をみているという弥生さんだが、ある時、娘とYちゃんの間にトラブルが起きたという。
「娘がYちゃんと休日に公園で遊ぶ約束をしてきたんです。YちゃんママにLINEを送っても既読はつくけれど返信がないことも多いので、確認しないで娘と一緒に公園に行ってみました。しかし、Yちゃんが全くやってこない。娘とYちゃんの家に行ったら、なんと別の子と遊んでいたんです……。Yちゃんは『あ、ごめん。忘れていた』の一言。これまでYちゃんのためを思って、うちで預かったり、マンションまで一緒に帰ったりしていたので、娘が大事にされていなかったのかなと思うと、イライラしてきました」
小3になり、子どもの放課後の過ごし方に差が……
弥生さんは、「Yちゃんママには悪気がない」とも語る。
「Yちゃんママは『平日は働いているので、土曜日はゆっくりしたい』と、基本的にYちゃんには公園で遊ぶように言っているそうです。そのため、娘も遊びに誘われたみたいでした。あの日、なぜかYちゃんはお友達と家で遊んでいましたが……(苦笑)。なお、娘の周りの子を見る限り、学童に通う子や塾に通う子、平日は毎日のようにお稽古ごとに通っている子と、習い事をしていない子では、放課後の過ごし方に差が出てきたような気がします」
放課後や休日にそれぞれ予定が入っている友達が多いため、子どもたちは、ママ同士も付き合いがあり、密に連絡が取れる関係の子と遊ぶことが多くなっているようだ。
「娘が、『習い事をしているから土曜日には遊べない友達がいる』と言っていました。たとえ学校で仲が良くても、ママ同士交流があって、休日に気軽にやりとりができる関係値じゃないと、なかな会いづらいようです。特に休日の場合は、親同士がしっかり子どもの予定を把握しておかないと、娘とYちゃんのようにトラブルが起きてしまうのかもしれません」
弥生さんによると、小3にもなると、特に女の子の場合は友達付き合いもグループ化していき、関係がうまくいかなくなると学校で孤立してしまうケースもあるという。親としては子どもの友達付き合いにもしっかり目を向けたいところだ。