“小3の壁”は勉強面以外にも!? 「学童に入れず仕事を辞めた」「放課後子どもを一人で徘徊させる」ママたち
弥生さんいわく、「小3になると、学童などを利用せずに一人で行動する子も増える」という。それには新型コロナウイルス感染拡大も影響しているようだ。
「Yちゃんは、小2まで通っていた学童クラブでコロナ陽性者が出て、濃厚接触者となったために、登園できない日々が1週間ほど続いたとか。通えないのに月謝を払うのはもったいないということで退園したそうです」
その後も、家の鍵を渡されていないYちゃんの徘徊は続いたそうだ。
「ママ友との間でも、小学校や学童の周りをうろちょろしているYちゃんのことが話題に上がっています。LINEのグループチャットでは、あるママ友からYちゃんが同じマンションの別の学年の男の子の家に上がっていたことを心配するメッセージが届きました。まだまだ子どもですから、悪い大人についていってしまう可能性もないとは言い切れないし、ほかの家の子とはいえ心配。ママ友の間では、Yちゃんが一人でいる姿を見たら声をかけるようにしています」
「一緒に帰りたい」と言われ、家まで送ってあげたママも
弥生さんは、「明らかに育児放棄されているわけではないものの、1人でいるYちゃんの姿を見かけると放っておくわけにはいかず、困ってしまう」と話す。
「うちの小学校には併設の学童がなく、放課後は校庭で遊ぶ生徒が多かったんですが、コロナ禍の影響で校庭開放も中止になり、子どもたちは行き場をなくしているようです。Yちゃんは、公園で遊んでいることも多いらしいのですが、帰り道が怖かったらしくて娘が通う学童の近くまで来て、『一緒に帰りたい』と言われたことも……。ママ友にLINEで相談したら、『実はうちも頼まれて、家まで送ったことがある』と返信が来ました。みんなYちゃんママに話をしても無駄だとわかっているので、Yちゃん本人のために送ってあげているようです」