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【薬剤師監修】春の肩こりや頭痛は「気象病」が原因かも? 五苓散(ごれいさん)ほか漢方活用法
2022/03/29 13:30
「気象病かもしれない」と思ったとき、予防の方法はいくつかあります。日頃から予防策を意識的にやっておくことで、症状を回避もしくは緩和できるかもしれません。
2‐1.耳周りのリンパマッサージ
気圧の変化によって起こる気象病には、耳が深く関係している場合があります。特に「内耳」と呼ばれる部分は、気圧の変化を感じやすい。そのため、内耳が大きな気圧の変化を感じると、耳がキーンとなったり、内耳センサーのバランスが崩れることがあります。
それを緩和するには、耳周りのリンパマッサージがおすすめ。耳の周りの血流が悪くなると、リンパの流れも滞ってしまいます。それを防ぐために、耳を軽く引っ張りながら、くるくると回すようにマッサージをしましょう。
2‐2.正しい入浴方法を行う
気象病の対策としては、自律神経を整えることが重要。お風呂に入ってゆっくりリラックスするのもひとつの方法です。
ポイントは、長風呂を避けることと、ぬるめのお湯に浸かること。40℃以下のぬるめのお風呂に入ると、交感神経の興奮を抑えるだけでなく、副交感神経の活性化にもつながり、リラックス効果が期待できます。全身浴をすると血行促進や疲労回復につながりますが、長風呂は逆に体が疲れてしまうので避けましょう。
2‐3.体調の記録をつける
自分の体調不良のパターンを知るために、体調の記録をつけることも大切。普段から日記などに書いておけば、天気や気温の変化と自分の体調との関連性がわかりやすくなり、対策もできるようになります。日記や記録をつけるのが苦手な人は、体調管理のアプリなどを上手に活用してみてください。