ママ友グループLINEから

おしゃれママから伊勢丹のチョコ! お返しは「ゴディバ」や「モロゾフ」じゃ失礼? ホワイトデーに悩むママの本音

2022/03/13 18:30
池守りぜね(ライター)

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

写真ACより

 もうすぐやってくるホワイトデー。幼稚園や小学校の頃、気になっていた男の子にバレンタインのチョコレートを渡し、お返しをもらったという淡い思い出がある人も多いだろう。バレンタインについて、子ども向けポータルサイト「キッズ@nifty」が昨年12月から今年1月にかけて行ったアンケート調査では、小学生の72%がチョコレートを「あげる予定」と答えている。果たして、令和のバレンタインやホワイトデー事情はどうなっているのだろうか。

 今回は、子どもがもらったチョコのお返しに悩むママのエピソードを紹介する。

娘の友チョコづくりに悲鳴。10人分のチョコを手作り

 関東近県に住む聡美さん(仮名・41歳)は、10歳の娘と8歳の息子を育てている。「男女の兄弟がいると、バレンタインをあげるほうともらうほうで大変」なようだ。

「長女は、お友達同士で贈り合う“友チョコ”の数が10人分と量が多かったんです。しかも、『手作りがいい』と言うので一緒に100円ショップ・セリアでラッピング用品を見たり、イオンモールのお菓子作りコーナーに行きました。“ホワイトデーにお返しがもえる”というよりも、プレゼントし合うことが楽しいみたいです」

 現代のバレンタインは、“好きな男の子にチョコを渡す”というよりも、男女を問わず渡すことが主流になっているようだ。

「小学校は、お菓子やゲーム機など、授業に関係のないものの持ち込みが禁止なので、バレンタインの前にも注意を促すプリントが配られました。でも、高学年になると知恵もついてくるので、こっそりと持ち込んで放課後、学校外で渡す子もいるみたいです。うちは、ママ同士仲が良いお友達に渡す場合は、事前にLINEのメッセージで『チョコを持たせたのでよろしく』という連絡を入れておきました」

 一方で、登校班などで一緒に通学をしている相手の場合、家の場所を知っているため、直接、家までチョコを渡しに来ることもあるのだとか。

「バレンタイン当日、突然、息子の同級生のMちゃんが家まで遊びに来たんです。息子に遊ぶ約束をしたのかと聞くと、『していない』と言うので、Mちゃんにどうしたのか聞いてみました。すると、息子のランドセルか学校のロッカーに『チョコを渡すね』という手紙を入れていたというんです。Mちゃんのように、直接男の子の家まで渡しに行ったり、公園で遊んでいるところにチョコを持っていく子もいるようでした」

 聡美さんいわく、「自分の子どもが誰の家に出かけたのか、知らない親もいる」という。

「放課後は塾や習い事に通っている子、学童に行っている子、家や公園で遊んでいる子とバラバラで、ママ同士の交流もあまりないんですよね。パートタイムで働いているママさんも多いので、子どもが学童に入っていなければ、家や公園で子ども同士で過ごすことになりますが、子どもの行動を把握していないママさんもいるみたいです……」

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