セリア・キャンドゥで買えるコレ、「見つけたら即購入」! 整理収納のプロ溺愛アイテム8つの使用例
整理収納アドバイザーの伊藤まきが、片付けに訪問した現場で「よくやる作業」「よく伝えるおすすめ収納法」を【プロの技】シリーズとして紹介していきます!
セリアとキャンドゥの「マルチマット」
4回目は、セリアの「マルチマット」とキャンドゥの「多目的マット」(以下、ともにマルチマット)。どちらも、同じメーカー(株セイワ・プロ)の商品で、ほぼ同じサイズ(※)になります。
筆者は、100均で「マルチマット」のグレーを見つけたら「即購入」しています。大型店のDIYコーナーで見かけますが、品切れが多い印象。それもそのはず、使い方を知る人にはコスパの良い便利グッズ! そんな、「マルチマット」の使い方を8つにまとめました。
その前に、「マルチマット」のポイントを説明します。
※ 商品によって、サイズが若干異なります
[ポイント.1]オフィス床のカーペットなどにそっくり
写真上は、ホームセンターの「ニードル パンチカーペット」W91cm(1Mあたり)525円(税込)です。汚れにくい、ポリプロピレン系の材質です。フェルト生地をやや硬くしたような素材なので、加工しやすくなっています。読者の皆さまも、エレベーター内の養生、イベント会場やオフィスの床、階段などで目にしているもの。
「マルチマット」は、この「ニードル パンチカーペット」の裏面にゴム系の樹脂が付いた素材です。
[ポイント.2]砂・ホコリ・毛が付着しても飛び散らない
100均「マルチマット」の大きなポイントは、砂・ホコリ・毛・雨水が付着しても飛び散らずに沈むことです。先の「パンチカーペット」も、そういった場所にありますよね。セリアとキャンドゥで購入できる「マルチマット」は「ニードル パンチカーペット」より、硬くて加工しやすい感じです。
ただし、注意点も。「マルチマット」は、撥水性、防水性、耐熱用、耐火用はありません。また、水洗い、洗濯は不可と商品シールに記されています。
[使用法.1]靴の砂・泥汚れの散らかりをブロック
筆者宅の玄関に作ったワイヤーラックです(100均のワイヤーネットと石膏ボード用ピンフック)。子どもの靴は、砂の付着が多いのでワイヤーネットの隙間から砂が落ちないよう「マルチマット」を敷いています。裏面が滑り止めマットのようになっているので、そのまま敷くだけでOK。
もちろん、下駄箱にも使っています。安価な下駄箱用シート、食器棚用のシートなど汚れをブロックするシートは「ヨレたりズレたり」しがち。その点「マルチマット」なら、家具の保護パッド(滑り止め、傷防止フェルト)に似ているので、建具やモノを優しく守ってくれます。
[使用法.2]引き出しの中のインサートマットに
Before
After
引き出しの底面にたまる、小さなゴミやペットの毛も「マルチマット」なら沈みます。プラスチック製の仕分けケースを使っているので、静電気による厄介なゴミ付着も軽減できます。
サランラップや汚れ避けシートのように、ヨレないのが「マルチマット」の最大の魅力です。ホコリや抜け毛が沈むので、こまめに掃除できない家具の上に敷いたり「汚れ防止」に万能です。
[使用法.3]アクセサリーを美しく保護
イケアの「コムプレメント インサート 引き出しマット(90×30cm)」1,490円(税込)に似た素材なので、同じような使い方ができます。ハサミで切るだけでOK。木製トレーに、スマホやお財布置き場を作って「お出かけセット」の定位置を作ってみました。そうめんの木箱などの形状が、理想的です。
100均の「マルチマット」を、カッターで3cm刻みで切り込みを軽く入れて「蛇腹式 インサートマット」に。イケアの上品さには及びませんが、アクセサリーを絡まず大切に並べることができます。ダイソーのアクセサリートレイより、大きなサイズが作れます。