田原俊彦のビッグマウス、藤あや子60歳のセミヌード、石原慎太郎氏の婚外子と遺産……女性週刊誌は「昭和」が元気!
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
多くの問題を引きずりつつ北京オリンピックが閉幕した。そして女性週刊誌にも活躍選手の秘話など、関連記事が数多く掲載されている。しかし個人的には、ほぼ関心がないのでランキングには入れませんでした。あしからず。
第590回(2/17〜2/22発売号より)
1位「職業・田原俊彦“ジ・アイドル”『まだまだ現役続けます』」(「週刊女性」3月8日号)
2位「藤あや子 60才艶ビキニ 美ボディーの磨き方」(「女性セブン」3月3日号)
3位「石原慎太郎さん『4兄弟と婚外子』遺産をめぐる受難」(「女性セブン」3月3日号)
※「女性自身」は合併号休み
がん闘病を公表していた西郷輝彦さんが亡くなった。75歳。昭和のアイドルでありスターがまたひとり世を去った。なんだか寂しい気持ちになったが、しかし今週の「週刊女性」を見て元気になった。笑った。これまた昭和のアイドル・田原俊彦が今年1月に写真集『DOCUMENTARY』(講談社)を出したが、そのインタビュー記事がすごかったから。
まずはドーンと大きく掲載されている田原のビキニ姿の写真(写真集の1ショット)。引き締まった腹筋、とても今年61歳とは思えない! ほかにも真っ赤なふんどし姿のセミヌード写真もあるらしい。これは写真集発売の記者会見でマスコミにお披露目され、話題にもなっていた。だが、そのボディー以上に笑えたのが、田原のインタビューとそのビッグマウスぶりだ。
その肉体をインタビュアーから褒められた田原だが、撮影に向け、特別なことはしていないとして、こんなエピソードを。
「でも撮影の数日前にギックリ腰をやっちゃって。だから本当に何もできなかった。それでこのクオリティーだから、やっぱり俺ってスゴイよね。もうビッグ超えちゃってるよ!」
「ただ色気は年齢を重ねた今のほうが表現できているって思う。若いだけがすべてじゃないんだよね。だから、俺にはまだまだ伸びしろがあるはず!」
衒いのまったくない自画自賛。さすがです。頭が下がります。恐れ入ります。さまざまな言葉を尽くしても足らないくらいだが(笑)、さらにこんなことも。
「頭の中は女の子のことしか考えていない(笑)」
これまた、さすが! 60代が簡単に言える言葉ではない。しかも田原は実際に、ここ近年に至っても、女性とのデートの様子が盛んに報じられてきたものね。そして“女性”に絡め、写真集に仕掛けられたもう一つの話題がある。