アラフォーでマウスピース歯科矯正やってみた! 痛みに1日で挫折する人も……ビビりまくった結果、もっと恐ろしいことに?
芸能人は歯が命、そんな歯磨き粉のCMがあったが、千鳥のノブも歯の矯正を始めているという。ノブ同様、歯並びが悪いという印象は特になかった元モーニング娘。の飯田圭織やEXIT・兼近大樹も歯科矯正を行い、兼近は整った歯をYouTubeで披露している。
さて、42歳の一般人である著者も、この度歯の矯正を行った。「アラフォーからでも歯はきれいになるのか?」として、今回行ったマウスピース矯正のビフォーアフター、かかった費用、最難関だったポイントなどを振り返っていきたい。
歯科矯正による歯のビフォーアフター
もともと私の歯並びは良くはなかったのだが、20代の美容が一番気になる時期でさえも、化粧品やニキビ治療など、化粧やスキンケアのほうがずっと関心が高かった。「いずれは歯科矯正を」という気持ちすらなかった。良くはないけど、そこまで悪くもないんじゃない、と思っていた。
さらに、私が小学校のころは、歯の矯正治療で頭巾というか、ヘッドギアみたいなものをかぶって学校に通っている同級生もおり、あの印象が強烈だったのと、歯科矯正は高額なのだろうと、「そこまででは……」だったのだ。
そんな私の歯並びを、矯正ビフォー&アフタ―の画像でまず紹介したい。実際の写真と、より歯並びが悪かった下の歯がよくわかるよう、歯の模型のビフォー&アフターもつけた。
特に下の歯がかなりガタガタしていたことがわかる。私は親指を吸う癖が小学校に入ってもなかなかなくならなかったため、その影響もあるかもしれない。
上の歯は下の歯に比べればおおむね揃っているが、前歯の左横の歯だけが少し斜めに生えていたため、写真で笑うときは口を閉じて笑うことが多かった。
歯科矯正、一生しないと思っていたのに始めたワケ
一生しないものだろうと思っていた歯科矯正を始めたのは、ネットで「マウスピース矯正」を知ってからだ。従来のワイヤー型の矯正より後から出てきた治療方法で、写真のようなマウスピースを口にはめて矯正を行う。
マウスピース型矯正はワイヤー型矯正より安価で(値段は後述する)、また、歯磨きのときはマウスピースを外せばいいので、つけたまま歯磨きをしないといけないワイヤー型よりも、矯正中の生活も快適そうに見えた。
なおマウスピースは食事のときは当然外す。飲み物は、無糖ならマウスピースの着色さえ気にしなければそのまま飲んでいい。ただし、熱い飲み物はマウスピースが変形する可能性があるのでNGだ。
マウスピース矯正で有名なのは、兼近や飯田圭織も使っている米国発の矯正装置「インビザライン(1999年からサービス開始)」で、当初は私もこちらを考えていた。しかし知人から「キレイラインならもっと安い」と別のマウスピース装置を教えてもらい、キレイラインに対応した審美歯科で矯正を始めることにした。