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【薬剤師監修】冬は布団から出られない……もしかして「冬季うつ」かも!? 自宅でできる手軽な解消法3つ

2022/02/15 13:30
相田彩(薬剤師)

・加味逍遥散(かみしょうようさん)
 冬季うつの症状の中でも、「下半身は冷えるけれど上半身はのぼせる」「イライラする」という方には、加味逍遥散がおすすめ。乱れた気のバランスや血(けつ)の巡りを良くして、体にこもった過剰な熱を抑え、精神の興奮を和らげます。

・八味地黄丸(はちみじおうがん)
 腰の痛みや下半身の冷え、頻尿がある場合におすすめです。体を温めて腎を補うことで、腎の衰えや冷えを改善することが期待できます。

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
 元気がなく、過眠傾向の方におすすめ。胃腸の働きを整えて気を補い、体の抵抗力を高めて疲れを改善します。

 漢方薬は、症状に合わせて選ぶだけでなく、その人の体質も考慮する必要があります。即効性は低いかもしれませんが、適したものを使用すると、体質改善にもつながるのです。しかし、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることも。とはいえ、たくさんの漢方薬の中から、ご自分に合ったものを見つけるのは大変ですよね。

 そんなときは、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAIが、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

あんしん漢方

4.日常生活の改善で、冬季うつを予防しよう!

 冬季うつには、日照時間が大きく関係しています。そのため、できる限り日光浴をするように心がけましょう。時間に余裕があれば、晴れている日には、30分程度の散歩やウォーキングをするのもおすすめ。適度な運動をすることで爽快感が得られ、ストレスの解消にもなります。

 また、冬季うつを発症しやすい時期は、年末年始とも重なり、お付き合いや行事が多くなる忙しい時期でもあるため、体が疲れすぎないように配慮することも大切です。

薬剤師・相田 彩
薬剤師。昭和薬科大学薬学科卒業後、総合リハビリテーション病院、精神科専門病院、調剤薬局に勤務。様々な経験をするなかで、漢方薬が使用される症例の多さと、体質や症状に適した漢方を使用することの重要性を実感する。漢方薬の力をより多くの方に広めるために、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。

最終更新:2022/02/22 11:35
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