芸能
『ザ・ノンフィクション』レビュー
『ザ・ノンフィクション』ほとんど福祉の領域にある不動産業「おせっかい男とワケありな人々~あなたのお家 探します~」
2022/02/07 18:38
番組では、突然亡くなってしまった女性の遺品整理に取り組む様子も伝えられていた。一人暮らしの91歳の女性で、部屋は物が多めだが片付けられており、作りかけの刺繍は虎の全身模様という気合の入ったものだった。高齢ながら、一人生活をきちっと、また、楽しみをもって営んでいたのであろう様子が部屋からしのばれた。
しかし突然死によって、サイフの置き場所は? 保険証は? という部屋の大捜索が始まる。一人暮らしの場合、家を引き払う必要があるわけで、本人が亡くなったあとも人手や、それに伴い金がいる。
どうしても生きていると「死んだ後」についてはついふたをしてしまいがちだが、あらためて自分が死んだあと数日は続く「死後の仕事」の備えについて考えてしまった。
次回の『ザ・ノンフィクション』は「もう限界かもしれません ~コロナと父娘のラーメン屋~」。「もう限界かもしれません」から始まる張り紙が物議を醸し、話題となった1軒のラーメン店がある。埼玉県を中心に居酒屋、キャバクラを展開する飲食店グループを経営する社長とその娘の苦難について。
最終更新:2022/02/07 18:38