千原ジュニア、日テレ『THE W』を「時代錯誤」と指摘! 視聴率8.9%の右肩下がりで“終了”の可能性も?
そもそも『THE W』が企画された背景には、ウッチャンナンチャン・内村光良が司会を務める日本テレビ系のバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』で、イモトアヤコ(昨年12月より産休中)、いとうあさこ、森三中、おかずクラブなどの女性芸人企画が人気を呼び、17年当時、高視聴率を連発していたことが関係しているようだ。
「『イッテQ!』企画のヒットを受けてか、テレビや広告業界からの女性芸人の需要は高まっているとか。しかし、吉本が主催する『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)や『キングオブコント』(TBS系)では、女性を含むグループが優勝した例はいまだゼロ。そんな状況の中、女性芸人をフィチャーしようと『THE W』が始まったんでしょう。なお、優勝者には副賞で『日テレ人気番組出場権』と同局での『冠番組』 の権利も与えられますが、これも、日テレがイモトのような“お抱え女性芸人”を生み出すためだとみるお笑いファンも多く存在します」(同)
なお、『THE W』第1回大会は世帯平均視聴率13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、同年の『キングオブコント』の9.7%を上回る高視聴率を記録。しかし、19年の第3回以降は右肩下がりとなっていて、昨年の第5回大会は8.9%と、初めて1ケタ台まで落ち込んでしまった。
「視聴率低迷に加え、これ以上“女性しばり”への批判が増えればスポンサー企業も難色も示すでしょうし、最悪、大会自体が打ち切りになる可能性も考えられる。長年、男女でチーム分けしてきた『紅白』が、昨年、多様性や男女平等を意識した『Colorful~カラフル~』というテーマを掲げ、進行役の呼称を前回までのように紅組司会、白組司会、総合司会と分けず、“司会”に統一したように、『THE W』にも何かしらの変化が求められそうです」(同)
今年の『THE W』開催についてはまだ発表されていないが、世間が抱いている違和感を無視したまま、これまでの形で継続していけるだろうか。