Kis-My-Ft2&Snow Man、エイベックス新レーベル設立の背景に“派閥問題”の解消あった!?
1月15日、ジャニーズ事務所とエイベックス・エンタテインメントによる新レーベル「MENT RECORDING」の設立が発表された。現在所属しているアーティストは、Kis-My-Ft2(以下、キスマイ)とSnow Manの2組だという。エイベックスといえば、かつてはV6やタッキー&翼(以下、タキツバ)が同社内レーベル「avex trax」の所属だったが、当時は事務所内の“派閥問題”が取り沙汰されていたため、業界内からは「プライベートレーベルの設立は到底難しかっただけに、今回のMENT RECORDING設立は、関係者一同感慨深いものがあるのでは」(レコード会社関係者)との声も聞こえてくる。
1995年にエイベックスからCDデビューを果たしたV6。2002年にタキツバ、11年にキスマイ、20年にSnow Manがその後に続き、次々とジャニーズグループの楽曲を世に送り出してきた。
「ほかのレコード会社もジャニーズの専門レーベルを設立していますが、エイベックスに関しては“派閥問題”もあり、なかなか実現できなかった。というのも、昨年11月に解散したV6は最後まで故・藤島メリー泰子(メリー喜多川)名誉会長、藤島ジュリー景子現社長の派閥に属していましたが、キスマイはデビュー後、対抗派閥となる飯島三智氏がマネジメントを担当することに。さらに、タキツバは故・ジャニー喜多川元社長による“中立派”に属していたため、派閥の違う3グループを一つのレーベルが担当する、前代未聞の状態でした。当然、プライベートレーベルの設立も至極困難だったんです」(同)
対立派閥同士は、『NHK紅白歌合戦』や『ジャニーズカウントダウン』などのジャニーズタレントが一堂に会する場以外では、共演の場はほとんどなかった。
「そのため、エイベックスの邦楽部門の責任者は、対立派閥に属するグループのプロモーションを両立させるため、相当な苦労を重ねていました。いっそ、かつてSMAPが所属し、今も木村拓哉が籍を置くビクターエンタテインメントや、新しい地図の3人が属するワーナーミュージックのように、完全に“飯島派”に振り切っていれば、プライベートレーベルの設立ももっと早くに行われていたことでしょう」(同)
なお、16年に起きたSMAPの解散騒動や飯島氏の退社により、派閥問題は解消された。
「現在ジャニーズ事務所の副社長を務めている滝沢秀明氏は、派閥問題による苦労を間近で見ていただけに、エイベックスに対する信頼は厚い。滝沢氏がプロデュースを手掛けているジャニーズJr.グループについても、ゆくゆくはMENT RECORDINGからデビューする可能性が高いと見られています」(スポーツ紙記者)
Travis JapanやHiHi Jets、美 少年など、近年目覚ましい活躍をみせているジャニーズJr.たち。果たして次にエイベックスからデビューするのは、どのグループとなるのだろうか。