『ザ・ノンフィクション』専業主婦志望のハード婚活「結婚したい彼女の場合 ~コロナ禍の婚活漂流記~前編」
日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。1月16日の放送は「結婚したい彼女の場合 ~コロナ禍の婚活漂流記~前編」。
あらすじ
コロナ禍で2020年の国内婚姻件数は52万5,490組と前年より12.3%も減っている。外出自粛やリモートが、それまで自然にあった出会いの機会を奪っているのだ。
そんなコロナ禍で「婚活」を始めた飲食店で働く30歳の女性・ミナミ。共稼ぎの両親のもとで育ち一人で食事をとることも多かったと話し、専業主婦志望だ。恋愛経験のないミナミは結婚相談所「マリーミー」に入会するも、状況は芳しくなく、マリーミー代表、植草美幸による直接指導コース(月3万円)を受ける。
植草は8割の利用者を一年以内に成婚させるやり手で、成婚数は年に100~150件に及ぶ。成婚で植草のもとを「卒業」していった利用者女性は「『恋愛と結婚は別だよ』っていうところから(植草に)教えていただいてすごくありがたかったです」と話す。
植草は、専業主婦希望のミナミに対し、日本の年収は40年上がっておらず、妻に家にいていいという男性は少数派で、「夢の専業主婦=10%」と厳しい現実を伝える。その上で、ミナミのプロフィール写真を女性らしい服装とヘアメイクにして撮り直す。
ミナミも家で婚活対策のノートをまとめ、植草の著書を読み、婚活を研究し、お見合いの場ではにこやかに気遣いをしつつ話をしている様子が放送されていた。
しかし、植草という頼もしいセコンドがついても簡単にうまくいかないのが婚活だ。ミナミは「大卒なのに飲食のホール(の仕事を)やってるの?」と見合い相手から言われ、相談所で涙することもあった。
一方で、婚活を通じミナミ自身の問題もあぶりだされてくる。不満をため込んで爆発してしまうところや、相手に厳しい評価をしてしまうことだ。
専業主婦志望という条件でなかなか決まりにくかったミナミの婚活だが、駅前にマンションを2棟持っている40代の長谷川とは話が弾み、デートを重ねていく。夏のデートでは水上バスに乗り、長谷川はミナミへ誕生日プレゼントを渡しと、いい感じの雰囲気に見えたものの、番組最後に「もう一人の方のほうが私としては……」とスタッフにミナミは話す。
その直前にやりとりを始めた30代の介護士の町田とフィーリングがとても合ったようだが、この場合、専業主婦を叶えるのは難しくなりそうだ。迷うミナミはどう決断を下すのか。