コラム
「元極妻」芳子姐さんのつぶやき123

元極妻が考える「死刑になりたい人たち」の気持ち――事件を起こす原因は“寂しさ”

2022/01/16 16:00
待田芳子(作家)

 オットやその周辺のヤクザを見てきた限りでは、「生きる意味」とか、「将来の希望」とかを考えられるのは、むしろ余裕があるようにも思えます。考える余裕すらない若者たちを吸収したのがヤクザ社会でしたね。

 いいか悪いかは別として、かつてはヤクザ社会も「居場所」のひとつで、みんな寂しいから「疑似家族」を作って寄り添うんです。

 「やくざとは哀愁の結合体だ。そこにあるのは、権力、圧力、貧困におびえる姿だけ」とは、二代目柳川組・谷川康太郎組長(1928-87)の言葉だそうです(猪野健治著『やくざと日本人』、筑摩書房)。

 柳川組は三代目山口組の傘下で「殺しの軍団」と呼ばれるほどの超・武闘派です。そんなコワイ組織でも「哀愁」とか言っちゃうんですから、ヤクザになる人たちが差別と貧困に苦しんできたことはわかっていただきたいですね。

アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 幼馴染は一卵性の獣~スパダリ双子とトロトロ3人生活~
  2. 耽溺ホテル~5年ぶりの再会、抱かれたらもう逃れられない~
  3. エッチな小西さんと陰キャラな内田さんの社内恋愛事情~地味な経理男子の身体はXLサイズでガテン並み!?~
  4. 幼なじみアイドルは初恋を手放さない~深夜2時の甘とろマネジメント~
  5. 硬派な漁師は妻(偽装)を隙あらば抱きたい
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト