900億円を超える資産を持つドクター・ドレ、離婚した妻への慰謝料は……?
一方のドレーは、離婚協議中もニコールが月に15万〜35万ドル(約1,700万〜4,000万円)使用するクレジットカード(ブラックカード)を含む生活費を支払っていたが、婚前契約書については「合意して署名したものであり有効だ」と主張。DVを否定し、平和に離婚協議を進めたいとしていた。
DVを否定したドレーだが、15年に「昔、暴力を受けた」と当時の交際女性から告発されたのを受け、「過去に傷つけた女性たちに謝罪する。永遠に消えることがない傷を負わせてしまった。自分がしたことを深く後悔している」「25年前の自分は、酒を浴びるほど飲む、どうしようもない男だった。そんなことは言い訳にはならないけれど」「結婚して、家族にとってより良い人間になるよう、日々、努力している。過去の自分と今の自分は違う」などと謝罪声明を発表。
17年にも、過去の自分を恥じて再び謝罪していたことから、ニコールのDV被害は慰謝料をつり上げるためのでっち上げなのではないかと見るファンもいた。
加えて、ニコールが月々ドレーに要求していた生活費は190万ドル(2億2,000万円)で、その内訳は「衣服代13万5,000ドル(約1,500万円)、携帯電話および通信費2万ドル(約230万円)」など庶民の感覚から大きくかけ離れたものだったこと、彼女の弁護士費用122万ドル(約1億4,000万円)の支払い要求もしていたことから、「金に必死すぎる女」という印象を受ける人が多く、ネット上ではドレーに同情的な意見が占めていた。
今回、資産分割に同意したことにより、ニコールへの生活費の支払いは打ち切りになり、弁護士費用についても、彼女自身が支払うよう取り決められた。
ドレーの総資産の8分の1しか受け取れなかったニコールだが、「TMZ」は関係者の話として、「ニコールが工作せずスムーズに離婚話を進めていたら、もっと多くの慰謝料を手に入れられたはずだ」という関係者の話を紹介している。
ちなみにドレーは、2月13日に開催予定の『第56回スーパーボウル』のハーフタイムショーで、スヌープ・ドッグやエミネムらとパフォーマンスすることが決定しており、離婚後もイメージダウンやキャリアへの影響はなさそう。ニコールも、ドレーとの子どもは2人とも成人していて、離婚後は大きな自由にが手に入るはず。彼女が第二の人生をどう歩んでいくのか、リアリティ番組への出演の可能性も含め、今後の動向が注目されている。