コラム
【連載】スピリチュアルウォッチャー・黒猫ドラネコの“教祖様”注意報
「子宮系女子」の長崎県移住に新たな勢力も!? 2022年、スピリチュアル“教祖様”たちの注目動向
2022/01/29 20:00
しかし、そんなhappyの行動力に声援を送る人は今も健在で、むしろますます盛況のよう。この界隈では、最も固い支持者層を形成した気配すらあります。やはり「機を見るに敏」なhappyは、最近は人数限定で入会金150万円の「ビジネス塾」を開始すると発表。応募が数百人もあった(自称)というから驚きです。
心配なのは、この塾のために「借金しようか悩む」などという声がネット上にチラホラ見受けられること。「投資して」「お金を恵んで」と、実名や口座番号を晒している人も見かけました。数年前の「子宮系女子」ブーム全盛の頃、このような信者の危うい言動を頻繁に目にしたことを思い出します。
happyは18年に壱岐島で「縄文祭」というイベントを開催。騒音問題を起こしたり、公園を荒らしたりして、ネット上のみならず地元メディアからもバッシングを浴び、後に観光大使を解嘱。しかし、謝罪せずに姿をくらませ、一連の騒動はうやむやのまま。
今は当時ほど“スピリチュアル色”を前面に出さずに活動しているとはいえ、高額講座などを続けていることを考えると、再び世間に「危うい人」と認知され、警戒されてほしいものです。
ビジネスとはいえ、人の金銭感覚を大きく狂わせてしまうようなことが、エセスピ界隈ではいまだに起きています。“個人の趣味”の範疇を越えてこの界隈に入れ込んでも、何も残らないことを知っていただきたいと願っています。