ABEMAに吉本が激怒!? 収録で負傷の極楽とんぼ・山本圭壱に「箝口令に近い対応」
12月23日、極楽とんぼ・山本圭壱が、インターネットテレビ局「ABEMA」の番組収録中にケガを負っていたことが明らかになった。ABEMA公式サイトには、山本の症状や経緯について「打撲・眼窩底骨折との診断を受けた」とのみ記されており、山本や関係者に対して「誠意を持って対応してまいります」と意思表示しているものの、「関係各所からは批判の声が殺到している」(テレビ局関係者)という。
ABEMAの発表によると、山本が収録に参加していたのは、コンビの冠バラエティ『極楽とんぼのタイムリミット』。ネットで話題を呼びそうな企画やゲームを生み出すというコンセプトの番組で、毎月第2日曜日の午後10時から放送中だ。今回の収録は来年1月放送予定のものだったが、この収録の一件により、1月放送は休止することも明らかに。一方で、山本が負傷した経緯などの詳細は報告されていない。
「ABEMAサイドは、メディアからの問い合わせに対しても、『詳細は追って発表する予定です』と繰り返すのみ。山本が負傷した日時も『現時点では回答できません』ということで、記者の間でも『なにかウラがあるのでは』とささやかれています」(スポーツ紙記者)
実際に収録現場では何が起こっていたのか。制作関係者が明かす。
「山本は賞金をかけたボクシング勝負を、都内の施設で行っていました。11月にネット上で大炎上したABEMAの企画、『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』のパロディで、山本が女性格闘家ら5人とリングで闘い、倒されなかったら賞金1000万円を獲得できるというルール。第3弾となった今回、山本は女性対戦相手から顔面にケリを入れられ出血。ロケは即中止となり、そのまま病院に向かいました」
現在、業界内でABEMAが批判されている大きな要因は、その後の対応にあるようだ。
「事故の発生から発表まで、1週間以上が経過しているんです。それまで山本に対して、局サイドは“箝口令”に近い対応を取っていたようで、この間に山本はSNSを更新しているものの、顔のケガを隠すためかサングラスをかけている写真がアップされています。ABEMAとしては『回復のめどが立ち、番組の今後についても決まってから正式発表する』という意向だったようですが、いくら番組内でのこととはいえ、あまりにも不誠実な対応と言えます」(テレビ局関係者)
番組収録に際した事故やトラブルから、出演者が負傷するというケースは、コンプライアンスが厳しくなった近年でも少なくはない……。
「こうしたトラブルが公表されると、世間からは局に対する批判が加熱するもの。ABEMAもそれを恐れていたことはわかりますが、仮にキー局の人気番組がこうした“隠蔽”めいた対応をした場合、ネット炎上は避けられないでしょう。山本所属の吉本興業も制作サイドに対し、不信感を抱くだけでなく、激怒していてもおかしくありませんね」(同)
ABEMAはテレビ朝日とサイバーエージェントの共同出資で、2016年に設立・開局されたネット放送局だが、業界内からは「テレ朝であればこんな対応は絶対に取らない」(同)という批判も聞こえてくる。
キー局よりも自由かつギャラもいいとの評判から、出演希望者も多いABEMAだが、とんだつまずきとなってしまったようだ。