サイゾーウーマン芸能テレビ『最愛』最終回直前“考察” 芸能 名前に重大な意味が? 『最愛』ラスト直前“考察”! 梨央が死ぬ暗示? 名前だけで読み解く梓としおりの物語 2021/12/17 14:38 木下けいいち ドラマレビュー 『最愛』橘しおりが繰り返す「もしも」が持つ含み しおりのパートといえるのが第7話。そのモノローグでしおり自身が語ります。 気がつくと考えている もしもあの時 違う道を選んでいたとしたら…… もしも、あの人に会っていなければ…… もしも、あの時あの場所に行っていなければ…… もしも明日この世が終わるとしたら その瞬間にも私は「もしも……」を考えて続けているんだろうか 橘しおりは、常日頃からいろんな「もしも」を繰り返しているのでしょう。例えば、「もしも、私が梨央さんだったなら」=「もしも、私が梓さんの子どもだったら」などとも。モノローグの文言にしても、視聴者が思いつくこと以上に複雑な「含み」があるのかもしれません。 ここからは少しわかりにくい話になりますが、フォークロア(民俗学)もどきのアプローチで考察してみたいと思います。 しおりは一言でいえば、生に全く執着しないという人物像です。「真田ウェルネス」の寄付金の不正流用を暴くべく無謀な不法侵入を試み、結局、車のトランクに押し込められるという展開がありましたが、無事生還した後の彼女の発言が「殺されるのも悪くないなと思ったんです」でした。いつ登場しても表情に生気がなく「生ける屍」のようで、極端にいえば「冥界の住人」のようです。 その冥界は「全てが反転している世界」という説がありますが、しおりの名前を反転、逆読みすると、 「りおし」=「梨央死」です。 次のページ 『最愛』しおりはもう一人の梨央? 名前が意味するもの 前のページ12345次のページ 楽天 TBS系 金曜ドラマ 最愛 オリジナル・サウンドトラック 関連記事 反町隆史の名を不動にした学園ドラマ『GTO』に見る、『相棒』に至る俳優イメージとは?KinKi Kidsドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』、ユーモアあふれる2人の軽妙なやりとりと年相応の男の子らしさの魅力『ザ・ノンフィクション』フォロワー40万人、20歳の六本木ダンサーの悩みとは「夢と涙の六本木 2~ミレイとモモの上京物語~」『金田一少年の事件簿』で始まり『俺の家の話』で終わった、ジャニーズドラマ“一つの時代”と『夢中さ、きみに。』に見る新時代『ザ・ノンフィクション』日本最高齢ストリッパーとファンたちの日々「私が踊り続けるわけ ~53歳のストリッパー物語~」