コラム
仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

石田純一が叩かれるのは「飲み会に行く」からではない? 世間との溝がなかなか埋まらない理由

2021/12/09 21:00
仁科友里(ライター)

 つまり、自身の行動は飲み会でスポンサーをもてなし、それを収入に変えていく、一種の営業活動だと言いたいのだろう。現在67歳の石田だが、3番目の妻であるタレント・東尾理子との間にもうけた3人のお子さんはまだ小さい。長男は大学まで続く超名門小学校に合格したと報道されており、教育費はもちろん、その他もろもろのことでもお金がかかるだろうから、少しでも“営業”を増やしたいのは理解できる。

 一方、妻である東尾の立場から考えれば、夫が非常識な行動を取ることで番組を降板して収入も減り、迷惑をこうむっただけだろう。金銭的な痛手だけではない。石田が人の集まるところに出向けば、本人はもとより、自分や子どもたちへの感染リスクも高くなってしまう。そうすると、子どもたちがクラスメイトやその親から「あの子は感染しているのではないか」と疑いの目で見られることもないとは言い切れないから、さぞ肩身の狭い思いをしたのではないか。

 端で見ていても揉め事のタネが多そうな夫婦だが、今年12月7月発売の「女性自身」は、仕事が激減したことによる経済難で、都内の一等地に立つ豪邸を石田が売却しようとしていると報じた。夫婦仲が悪化していることもあって、豪邸の売却は財産整理のためではないかという、石田の知人の話も紹介されている。記者がウラを取るべく石田を直撃したところ、「あなたたちに話すことは、一生ありません! もう来ないでいただけますか!」と激高し、「家庭は崩壊しています、はい。家庭もすべて崩壊していますから! 帰ってください」とキレながら答えたそうだ。

 週刊誌の報道で自分の評判が落ち、仕事を失ったことから、石田は「今の窮状は週刊誌のせいだ」と思いこんでいるのかもしれない。ターゲットにされている感は否めないが、実際、石田も飲み会に参加しているわけだから、週刊誌ばかり責められないだろう。

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