「やよい軒」「大戸屋」おすすめメニュー各3品をプロが発表! コスパと栄養バランスでで選ぶならどっちが正解?
12月22日放送の『林修のニッポンドリル』(フジテレビ系)にて、「やよい軒売上番付」企画が行われる。
国内の定食チェーンの中で、店舗数がもっとも多い「やよい軒」。番組では、同店の定食ラインナップから“一番食べられているメニュー”をランキング形式で発表するという。
また、定食チェーンといえば「大戸屋」も人気が高く、多種多様なメニューを取り揃えている。そこで、以前「やよい軒」と「大戸屋」のメニューを栄養やコスパの面で比較した記事を、『林修のニッポンドリル』の放送に合わせて再掲。管理栄養士が「バランスの大戸屋、コスパのやよい軒」と評価した理由とは――ぜひ確認してほしい。
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「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
「やよい軒」VS「大戸屋」栄養面&コスパで選ぶならどっち!?
アラサー女子が1人でも入りやすく、おいしい和定食が味わえるチェーン店といえば、「やよい軒」と「大戸屋」! おなかいっぱい食べたい時に足を運びたくなりますが、「メニューが似ていて、どっちに行けばいいのか迷う」なんて人もいるのでは? そこで今回は、管理栄養士の川村先生に「やよい軒」と「大戸屋」の定食メニューを栄養とコスパの面から比較してもらい、「どちらを選ぶのが正解か」決めてもらいました。
――まずは、2店舗それぞれ“おすすめ定食メニュー”を教えてください。「やよい軒」はどうですか?
川村郁子先生(以下、川村) 栄養バランスやコスパを考えて、以下の3つをおすすめします。
やよい軒おすすめ・その1「銀鮭の塩焼定食」(790円、税込み/以下同)
こちらのメニューは、家で調理するのが面倒なお魚を手軽に食べられるのがうれしいですよね。小鉢で冷ややっこがついているので、カリウムやカルシウムを補えます。シンプルな調理法の定食メニューで521kcalと抑えめながら、タンパク質は29.5gとしっかり補えるのも魅力的です。
やよい軒おすすめ・その2「たっぷり野菜の肉野菜炒め定食」(830円)
川村 野菜不足が気になる時には、肉野菜炒め定食を選ぶといいですよ。炒めることでカサが減るので、野菜をたっぷり食べたいときにおすすめ。それだけでなく、例えばニンジンに多く含まれているβカロテンは“脂溶性”なので、油と一緒に摂ることで吸収率が高くなります。また、もやしやキャベツなど歯ごたえがある野菜を多く使っていて、咀嚼によって唾液や消化液の分泌を促し、消化を助けてくれる効果も。1食あたり10.1gとたっぷり食物繊維が摂れるのもうれしいですね。
やよい軒おすすめ・その3「レバニラ炒めとから揚げの定食」(890円)
川村 がっつり食べながら栄養を補いたい時におすすめなのが、この一品! レバーをはじめとした動物性の食品に含まれるヘム鉄は、野菜や穀類などから摂れる非ヘム鉄と比べると、吸収率が高いという特徴があります。さらに、鉄はビタミンCと一緒に摂ることで吸収されやすくなるのですが、このメニューにはビタミンCを含むキャベツが添えられているので、とてもいい組み合わせなんです。鉄は意識して摂取しないと不足しがちな栄養素ですので、レバーや赤身の肉、魚などの鉄を多く含む食材は、定期的に食べるようにしましょう。