【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

「やよい軒」「大戸屋」おすすめメニュー各3品をプロが発表! コスパと栄養バランスでで選ぶならどっちが正解?

2021/12/22 20:00
川村郁子(管理栄養士)

「大戸屋」はカロリー&塩分控えめのメニューに注目

――続いて、「大戸屋」のおすすめメニューを教えてください。

川村 大戸屋も同じ基準で、以下の3つ選びました。

大戸屋おすすめ・その1「ばくだん丼」(820円)

 ご飯の上に、マグロ、卵、納豆、とろろ、オクラ、海藻のアカモクが乗った具だくさん丼。彩りがよく食欲をそそりますが、栄養バランス的にも非常に優れているメニューだと思います。マグロ、卵、納豆などからタンパクをしっかり摂取できる一方、カロリーは534kcalと控えめ。マグロは魚の中でも鉄を多く含む食材ですし、オクラや納豆、海藻などから食物繊維も摂れるため、不足しがちな栄養素を一気に補えます。和定食の場合、塩分がどうしても高くなりがちなのですが、「ばくだん丼」は塩分が2.2gと少なめなのもいいですね。

大戸屋おすすめ・その2「バジルチキンサラダ定食」(940円)

川村 生野菜をたっぷり味わいたい方におすすめなのが、この定食。レタスやブロッコリー、トマトなどの色鮮やかな野菜サラダと、バジル風味のチキンを一緒に楽しむことができます。748kcalと比較的高めなので、夕食よりもランチによさそうなメニューですね。また、塩分も5.2gと高めなので、気になる場合はドレッシングを少なめにしたり、セットでついてくる「しそひじきご飯」を白米の「ご飯」や「五穀ご飯」に変えて調整しましょう。

大戸屋おすすめ・その3「手造り豆腐とチキンのトロトロ煮定食」(850円)

川村 胃腸にやさしく、あっさりしたメニューを食べたい時におすすめしたい定食です。豆腐と野菜、鶏肉をスープで煮込んでいるので、消化に負担をかけにくいメニューという印象。トロみがついているので温かさが保持されやすく、生姜の風味もきいているので、食事で体を温めたい時には最適でしょう。あまり食欲がない場合には、具だくさんスープを食べるような感覚で、単品を選んでもいいと思います。


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