『相棒』反町隆史卒業に「余計な演出しなければ続投も……」とファン憤慨!? 視聴率低下は“VR展開”が原因?
現在放送中の連続ドラマ『相棒 Season20』(テレビ朝日系)をもって、主人公・杉下右京(水谷豊)の相棒・冠城亘役を長年演じている反町隆史が卒業すると発表された。ネット上には反町がいなくなることを惜しむ書き込みのほか、「番組サイドが余計なことをしなければ……」という嘆きや憤りの声も出ているようだ。
2000年に放送を開始した『相棒』シリーズは、杉下とその相棒が事件を解決していく刑事ドラマ。初代相棒は亀山薫(寺脇康文)、2代目は神戸尊(及川光博)、3代目は甲斐享(成宮寛貴/16年に芸能界を引退)という顔ぶれで、反町演じる冠城は15年スタートの『season14』から登場。ネットユーザーからは、「冠城も右京さんの良い相棒だったから、寂しくなるなあ」「冠城が反町さんで良かった」とのコメントが集まっている。
「杉下の相棒は数年ごとに入れ替わってきたため、ネット上には早くも次の相棒候補や、出演を希望する俳優の名前が書き込まれており、生田斗真や綾野剛、田中圭、成田凌など多くの名前が挙がっている状況。しかし、主役の水谷が来年70歳を迎えることもあり、反町とともに卒業、つまりドラマ自体が終了するのではないか……と伝えるメディアもあるため、『相棒』ファンから心配の声も寄せられています」(芸能ライター)
ちなみに、11月17日に放送された『Season20』第6話は、反町が出演するようになって以降、最低視聴率となる11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したが、ネット上では「視聴率低下はキャストのせいじゃない」「明らかに制作側の問題」といった指摘が噴出している。
「たしかに『Season20』自体、これまでのシリーズと比べるとやや低めの視聴率を記録していますが、そもそも昨年の『season19』から採用されたVR(バーチャルリアリティ)を取り入れた展開が大不評なんです。杉下と冠城が現実世界と仮想空間を行き来しながら事件の真相を究明していくという斬新な設定ではあるものの、ネットユーザーからは『VRの演出がダサい上に、ドラマとしてもつまらない』『VR使って面白くなるなら良いけど、どう見ても失敗だよ』『これ本当に「相棒」? と疑うレベルでつまらん』などとブーイングが続出。『相棒 VR』というキーワードでネット検索すると、Googleではサジェストに『ひどい』が、Yahoo!では『つまらない』が出るほどです」(同)
それにもかかわらず、『Season20』になっても“VR捜査”はなくならなかった。
「こうした作風の方向転換が視聴率低下を招き、また反町の卒業につながったのではないか……と考えるファンもいて、『VRを提案、採用した制作スタッフたちが悪い』『余計な演出をしなければドラマは好評のまま、反町さんも続投できたかもしれないのに』などと憤慨しています」(同)
「このままドラマが終わったら悲しい」という意見もあるだけに、反町卒業まで、せめてVR捜査なしのストーリー展開に期待したいものだ。