夫がママ友と浮気! 3人の子どもたちは義母の家に行って以来、4年も会えていないまま
――絶句します。義母は子どもたちを会わせてくれないんですか?
絶対会わせようとしません。
――失礼ですけど、それは義母がひかるさんを憎んでいるからですか? もしくは孫がかわいいから独占したい、手放したくないとか?
孫がかわいいというよりは、「育てている自分がすごい」という自己顕示欲だけです。いわば孫を自分の所有物として思っているわけです。
――義母自身、1人暮らしだったんですか?
違います。義母は夫が生まれてすぐ離婚した後、実家に出戻り、夫が小学生の時に再婚しました。再婚後も旦那さんとは同居せず、義妹と義母の実家に住んでいます。
義母の両親はまだ存命で、義祖母、つまり義母の母親ですけど、彼女だけが、「ひかるさんに子どもを会わせないでかわいそう」「子どもたち3人に会いにおいで」と言ってくれたりもしてました。
――義祖母の手引きで子どもに会いに行ったりしたんですか?
コロナがはやり出していた頃、会いに行きました。そんな時期だったので、マスクをたくさん用意して。ところが、子どもたちはいなかったんです。というのも、義祖母は娘、つまり義母に私が来るということを伝えていて、義母が私に会わせないよう、子どもを連れて出ていったんですよ。
――正直さがアダになったんですね。
私と子どもを会わせようとしたーーということで、義祖母は、それ以後、ほかの家族全員から、いじめられているそうです。
――思い込みと偏見と身内かわいさ。どうしようもないですね。子どもの幸せを考えている気がしません。司法に頼るしかないんじゃないですか?
実際に、子の引き渡しや保全・監護者指定といった「3点セット」を申し立てました。しかし、これに関しても数カ月後、却下され、監護者は夫に指定されました。一方で夫は子どもに対して、「お母さんに相談したらだめだと裁判で決まっている」と吹き込んでいるようです。
――ご自身のお父さんに相談するのは最終手段とおっしゃってましたけど、その最終手段は使われたんですか?
離婚しようと思って、浮気の証拠を集め始めた2016年に相談しました。そのとき父は「これからどうするんだ?」と夫に言ってくれたんですが、連絡を絶たれたそうです。
――お父さんもお孫さんに会えず、寂しいでしょうね。
そうでもないようです。私の兄夫婦と子どもたちと同居しているので。そんな父からは最近、「まだ若いんだから、また新しく家庭を作ったらどうか?」と言われるようになりました。
――おつらいですね。
こうなったら、夫が子どもたちと生活をしていないという生活実態の証拠を集めて監護者変更を申し立てる――ぐらいしか考えられません。まだ離婚はしてませんが。
――いい解決法があればいいのですけど、思いつかず、心苦しいです。
「せめて週に2日でも預けてくれたら、喜んで預かります」と義母に言いたいです。働きながら365日ずっと、子どもたちの面倒を見てくれていることには、感謝しているんです。
(西牟田靖)