綾野剛主演『アバランチ』第4話に視聴者“失笑”!? 「あり得ない展開」「ご都合主義」と批判……視聴率も右肩下がり
11月8日に放送された綾野剛主演の連続ドラマ『アバランチ』(フジテレビ系)第4話。世帯平均視聴率は前回から0.6ポイントダウンの8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、初回の10.3%から4話連続で右肩下がりとなっている。また、今回はその展開に視聴者から疑問の声が相次いでしまったようだ。
羽生誠一(綾野)を中心とした謎のアウトロー集団「アバランチ」が、権力者の不正を暴くという内容の同作。第4話でアバランチが目を付けたのは、関東医師連合の会長を務める神崎龍臣(中丸新将)。会長選挙で票を不正に買った疑惑について追及するため、アバランチのメンバーである打本鉄治(田中要次)、明石リナ(高橋メアリージュン)の2人は、神崎の経営する病院に潜入する……というのが今回のストーリーだった。
「打本と明石は潜入した病院で、くも膜下出血の疑いで救急搬送された父親が、不可解なトリアージ(患者の優先順位の決定)を受けて亡くなってしまった女性と遭遇。アバランチのメンバーで、ハッカーの牧原大志(千葉雄大)がこの病院の防犯カメラの映像を入手すると、女性の父親より後に搬送された骨折患者が、医療器具を搬入している会社の代表・沢村秀明だと判明しました」(芸能ライター)
女性の父親や沢村の治療に当たった医師・谷山浩紀(菅原卓磨)から真実を聞き出すため、今度は羽生が夜間の病院に侵入。病院内でネット生配信を行い、神崎の指示で沢村の治療を優先させる不正なトリアージを行ったことを、谷山に告白させた。その後、現場に駆け付けた神崎が、自ら真実を告白する様子も全世界に配信される展開だった。
「しかし、この展開についてネット上では『大病院なのに、救急に当たる医師が1人でトリアージするなんてあり得るの?』『潜入した病院でたまたま医師とトラブルを起こしている女性を見つけるなんて、あまりにもご都合主義』『夜間の病院に人がいなさすぎる』『病院のセキュリティどうなってんの? そんな簡単に潜入できるわけない』など、ツッコミの声が続出。さらには、『このドラマ、毎回あり得ない展開があるから笑えてきた』といった感想もあり、失笑を買っているようです」(同)
なお、10月25日放送の第2話でも、視聴者からツッコミの声が相次いでいた。
「第2話では、権力者が不正を働いた証拠のデータを手に入れるため、調査していた組織のオフィスに羽生をはじめとしたアバランチのメンバーが侵入。見事に残されたデータを手に入れる……というシーンがあったものの、なんと彼らは、素顔のまま夜間のオフィスに乗り込んでいたのです。そのため、第4話と同じく『このオフィス、セキュリティどうなってんだよ』といったツッコミや、『“謎のアウトロー集団”のわりに、自分たちのこと全然隠そうとしないよね』など、ネット上には疑問の声が多数寄せられていました」(同)
こうした細部の描写への詰めの甘さが、視聴率右肩下がりの原因になっているのかもしれない。