芸能
2021年11月前半映画館動員ランキング

西島秀俊&内野聖陽『きのう何食べた?』公開2週目で2位、『そして、バトンは渡された』は原作ファンに不評!? 映画動員ランク

2021/11/24 13:22
サイゾーウーマン編集部
『劇場版 きのう何食べた?』公式サイトより

 全国の映画館動員ランキング(興行通信社調べ、11月6日~11月12日)が発表され、11月5日に公開されたマーベル最新映画『エターナルズ』が初登場1位を獲得した。

 『エターナルズ』は数千年もの間、人類を見守って来た集団・エターナルズが、残り7日に迫った人類滅亡の危機に立ち向かうヒーローアクション。数々の映画賞を受賞した『ノマドランド』(2021年)の監督であるクロエ・ジャオがメガホンを取ったことでも話題となっており、公開初日から3日間の累計で動員26.5万人、興行収入4億1600万円の大ヒット中だ。

 数字の面では好調なものの、内容は賛否両論あるようで、SNSや口コミサイトでは「人間ドラマとして、ストーリーが面白かった! 新しいマーベルが始まった感じ」「各キャラクターが際立っていたし、今後の作品につながりそうなポイントも多くて続編が楽しみ」といった絶賛の声がある一方、「マーベル大好きですが、これはダメ。途中で寝ました」「今までのマーベル作品にあった“引き込まれるモノ”が何もない」「エターナルズが全然強そうに見えず残念」など、ネガティブな意見も散見される。良くも悪くも「今までのマーベル作品と違う」同作は、どこまで動員を伸ばせるだろうか。

 2位には西島秀俊と内野聖陽がダブル主演する人気ドラマの映画化作品『劇場版 きのう何食べた?』が公開2週目でランクイン。よしながふみの同名コミック(講談社)を19年に連続ドラマ化した『きのう何食べた?』(テレビ東京)の好評を受けた劇場版とあって、多くのファンが映画館に足を運んだようだ。

 弁護士・筧史朗(西島)と、その恋人で美容師の矢吹賢二(内野)を主人公に、2LDKアパートでの暮らしや食生活がほのぼのと描かれる同作。山本耕史、磯村勇斗らドラマ版からのキャストに加え、劇場版にはSixTONES・松村北斗も新キャストとして登場している。SNSや口コミサイトもおおむね好評で、「見てる間ずっと幸せしかなかった」「シロさんとケンジに久しぶりに会えてうれしかったし、劇中に登場するおいしそうな料理もたまらない」「普通の毎日を過ごすことの大切さや、感謝の気持ちを思い出させてくれる作品でした」など、心動かされた人の感想が並んでいた。

 3位は、天海祐希主演の『老後の資金がありません!』。垣谷美雨の小説(中央公論新社)を映画化した同作は、節約がモットーで、老後資金をコツコツと貯めてきた主婦・後藤篤子(天海)の直面するさまざまな悩みがコミカルに描かれる。ネット上には「主人公に共感するシーンも本当に数多くあり、とても面白かった」「話が現実的で身につまされます……」「主人公と同世代なので、いろいろ共感しました。老後の不安はいっぱいだけど、少し気持ちは軽くなったかな」といった口コミが多数見受けられ、思わず自己投影してしまう作品のようだ。

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