『二月の勝者』母親の「課金ゲーム上等!!」ブチギレが「名言!」「これが狂気か」と大反響! 中学受験めぐる夫婦の地雷
中学受験をリアルに描く連続ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系、土曜午後10時~)。第3話では、中堅中学受験塾「桜花ゼミナール吉祥寺校」の校長でスーパー塾講師の黒木蔵人(柳楽優弥)が、転塾を考える成績優秀な女子生徒花恋を言葉巧みに慰留。黒木の口説き文句に魅せられた視聴者が相次ぎ、ネット上では「恋に落ちちゃうでしょ!」「私が花恋なら、初恋が黒木先生になってた」といった声が寄せられた。
あらすじ
11月6日放送の第4話では、校長の黒木が講師たちに、ゴールデンウィーク特別講習について6年生全員の申し込みをノルマとして課す。ちなみに、5日間にわたって開催されるゴールデンウィーク講習の費用は5万3,000円。通常授業の月謝だけでも4万5,000円と高額で、夏期講習になれば18万2,000円、夏合宿(宿泊費、食費込み)等々を含めると、6年生の親が塾に落とす金は年間で約132万円に及ぶとのこと。
今回スポットが当たったのは、最下位のRクラスに在籍する武田勇人(守永伊吹)の家庭。母・香織(星野真里)は勇人にGW特別講習を受けさせたいと考える。しかし、父・正人(塚本高史)はスマホの課金ゲームに夢中で、妻の話にまともに取り合わず、受験を控える息子を旅行やゲームに誘導。父親も呼ばれた塾の面談も「お前の仕事みたいに替えが利くわけじゃないんだよ」ときつい言葉で拒否する。
黒木から、「武田夫妻の地雷を踏みつけ爆発させる」よう指令を受けたAクラス担任の桂歌子(瀧内公美)は、面談で武田家の様子を言い当て、香織の苦労をいたわった上で、「夫婦の意見は一致していないと中学受験は失敗します!」「ご主人に負けてはいけません」「勇人くんの合格が、いえ、一生がかかっているんですから!」と熱弁。
触発された香織は、残業をして塾代を払うと正人に話すが、「いいカモ」「資本主義の奴隷」「リアル課金ゲーム」と揶揄され、課金ゲームから目を離さない正人についにブチギレた。
「ふざけてんのはどっちよっ! 何がいいカモよ……あんたこそ、こんなのにばっか課金して!」
「どうせなら、私たちの子どもに課金してよっ! 自分の子どもをクッソ強いキャラに育ててよ! 勇人にどんな敵でもラスボスでも倒せるような、クッソ強い武器持たせてよ!」
「課金ゲーム上等―――――!!!」
肝心の勇人はというと、黒木の策略によって受験勉強のモチベーションが向上。GW特別講習の申し込みでしぶしぶ桜花を訪れた正人もまた、黒木から中学受験を「課金ゲーム」にたとえられたことで、我が子への「課金」に納得した。
これで、黒木が合格に必要だと初回で語っていた、父親の「経済力」と母親の「狂気」が出揃った。