「覚醒剤できれいになる」は嘘! 元女囚が「太って肌が荒れる」と主張するワケ
覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。
元ヴィクシーモデルが「覚醒剤を飲まされていた」と暴露
ヴィクトリアズ・シークレット、ご存じです? かわいくてセクシーなランジェリーで有名なアメリカのブランドですが、元・専属モデルさんが「体重を減らすために覚醒剤を飲まされていた」と暴露してネットで話題になっています。
記事を読むと、元モデルのエリン・ヘザートンさんが飲まされたのは食欲を抑える「フェンテルミン」で、アメリカでは医師や登録栄養士が処方する合法の薬です。一緒にHCGというホルモン注射もされたそうです。
HCGは、妊娠するとできるホルモンで、打つとカラダが「妊娠してる」と思うそうです。これを打ってから断食すると、おなかの赤ちゃんのために脂肪がエネルギーに代わるそうです。すごいけど……怖いかも。
HCGは日本でも不妊治療とかに使うそうですが、フェンテルミンは覚醒剤の成分であるアンフェタミン(脳を興奮させる中枢神経興奮剤)と似てるので日本では禁止やそうです。
まあ瑠美もラウンジ経営者なんで、「きれいになるためにはなんでもアリ」なのはわかりますし、日本の芸能界も見た目をきれいにするためにはいろいろやってますよね。
でも、エリンさんはつらくて自殺未遂もしてるそうですし、そもそも自分の意思やなくて「会社の命令」ですからね。拒否ったらクビです。エリンさんは、「体重の増加によって仕事を失うことへの恐怖が、自身をいかに『薬物や注射の使用』に追い込んでいったか」を話しています。それで、あとになってセラピストさんに相談したら、「フェンテルミンは覚醒剤」と言われたとか。
カミングアウトまで10年かかって、今はヴィクトリアズ・シークレットの闇を暴くインターネットテレビの番組にも出ているそうです。