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嵐・櫻井翔と「声の出し方が似てる」、“サクラップの申し子”Sexy Zone・菊池風磨のラップスキルをプロが分析
2021/10/31 16:00
「what I wanna do」と「笑われる」の踏み方も、英語と日本語で踏んでいて良いです。ちなみにこの曲はビートのノリがスウィングしていて、いわゆる“16分ウラ”と呼ばれるリズムの位置が少し後ろにズレています。通常のリズムが「タカタカ タカタカ」だとすると、この曲は「タッカタッカ タッカタッカ」と跳ねてるようなノリ。こういったノリのビートで歌う時は、ラップも跳ねるように歌うとハマりが良くなります。
たとえば、「漂う未知の上」のところを聞くと、「ただようみちのうえ」ではなく、「たっだよーうみっちのーうえ」と、菊池さんがほんのり“跳ねたニュアンス”を入れているのがわかるでしょうか。
また、「what I wanna do」から「haters gonna hate」までは、1拍を6分割するリズムが使われているのですが、この刻み方もやはりスウィングしているビートにハマりやすい刻み方なんですよね。このように、バックトラックのノリを感じて、それに合わせたフロウ(※)でラップできる菊池さんは、とても耳が良いんだろうなと思います。今後の楽曲でも、ラップもぜひ聞いてみたいです。
※フロウ=ラップの歌いまわしのこと。リズムの刻み方、アクセント、抑揚、 発音の仕方、 音の伸ばし具合など。
最終更新:2021/10/31 16:00