「小室圭さん結婚会見拒否」の誤報をスルー! バッシングと自己保身の「女性自身」に見るマスコミご都合主義
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
10月、新ドラマが続々だが、今のところダントツで今後が期待できそうなのが、吉高由里子主演の『最愛』(TBS系)だった。初回での怒涛のスピード展開、謎がてんこ盛りのサスペンスにドキドキワクワク。そして恐怖もフツフツ。最後はきっと泣かせるのだろうと思わせる重厚感。今後が楽しみだ。
第574回(10/14〜10/19発売号より)
1位「小室圭さん 『私も中傷被害者』――結婚会見で金銭トラブル釈明拒絶」(「女性自身」11月2日号)
2位「新田真剣佑 “先延ばしにされ続け…”いまだに遺骨に会えぬ日々」(「週刊女性」11月2日号)
3位「神田うの 今度は『750万円ピアス盗られた!』“2度目の裏切り”に悲嘆!」(「女性自身」11月2日号)
またしても申し訳ないが小室圭さんネタだ。だって世間も、テレビを筆頭とするマスコミも、もちろん女性週刊誌も、ますますバッシングをエスカレートさせているから。その急先鋒でもある「女性自身」の論調が、ますますひどいものになっているから。
そもそも「自身」は小室さん帰国後の10月12日号で、「小室圭さん『結婚会見には出ない!』『呆れた逃避癖で』眞子さま単独釈明へ」と題し、“逃避癖のある小室さんが会見を拒否する”と非難していた。会見では金銭トラブルに関し、まともな説明ができる状況になく、会見出席に乗り気ではない。また眞子さまに対して記者は厳しい質問はできないだろうから、眞子さまも小室さんを守るために単独会見も辞さない、と。
もちろん現在、これは大誤報だと明らかになったわけだが、しかし、これが今回のマスコミ報道の実態でもある。勝手に推測したフェイク(虚偽の事実)をもとに、バッシングを展開する――。さらにそんな誤報をしても「自身」はその後、謝罪することも訂正することもなく、記事そのものをスルーするように重ねて小室バッシングを続けているのだ。