サイゾーウーマン暮らしカラダスパイス活用法&基礎知識 暮らし 女性の悩みを解決! 体の不調を防ぐには、「スパイス」料理がおすすめ! 上手な取り入れ方、漢方薬との違い……薬剤師が“活用法”を伝授 2021/09/14 13:30 清水みゆき(漢方薬・生薬認定薬剤師) 女性のカラダ 写真ACより 豊富な種類がある「スパイス」は、刺激的な香りや辛味で、料理のアクセントとして活用されます。なんとなく「体によさそう」なイメージもあるスパイスですが、実際に、漢方の生薬と共通するものも多くあるのです。そこで今回は、スパイスと漢方の違いや、健康に役立つスパイスについて、薬剤師の清水みゆき先生に話を聞きました。 スパイスと漢方は何が違う? 基礎知識を解説 ――スパイスと漢方の違いを教えてください。 清水みゆき先生(以下、清水) スパイスの中には、漢方薬の材料である生薬と共通するものもあります。ただし、スパイスは料理をおいしくする「調味料」の一種で、漢方薬は漢方医学で処方される生薬を組み合わせた「薬」。なので、漢方薬は「効能や効果が認められている医薬品である」と言える点が、スパイスとの大きな違いです。 ――スパイスには、漢方のように体の不調を改善する効果はありますか? 清水 生薬と共通するスパイスを摂ることで、体の不調の予防や改善が期待できるといわれています。例えば、冷え対策に役立つスパイスとしては、次のようなものです。 <冷え対策に役立つスパイス> ・クローブ/生薬名:丁子(ちょうじ) ・シナモン/生薬名:桂枝(けいし)、桂皮(けいひ) ・ジンジャー/生薬名:生姜(しょうきょう) ・サフラン/生薬名:紅花(こうか) これらのスパイスは、体を温めたり、血流をよくしたりする効果があり、冷えの改善が目指せるといわれています。 ――漢方が苦手な人は、スパイスで代用することも可能ですか? 清水 スパイスは漢方薬の代わりにはなりませんが、スパイスを毎日の食生活に取り入れることで、病気の予防や健康増進は期待できます。例えば冷え症の方なら、朝はコーヒーの代わりに、先ほど挙げたシナモンを入れて、紅茶を飲むといいでしょう。シナモンには体を温める効果があるので、冷え対策につながりますよ。 次のページ スパイスの上手な取り入れ方を伝授! 12次のページ 楽天 スパイス&ハーブの使いこなし事典 最新版 スパイス&ハーブ検定1級・2級・3級公式テキスト 関連記事 “寝汗”がひどくて何度も起きる……33歳女性「熱帯夜でも快眠」をかなえた意外な方法! 薬剤師が教える“ポイント3つ+α”「冷房の温度上げたやつ誰だ!?」営業社員が大激怒! オフィスの冷房がキツい……「夏の冷え」に苦しむ38歳女性が試したモノとは?夏バテで食欲不振……春から10キロも痩せていた!? 育児と家事に追われる42歳女性が「胃腸の疲れ」を改善した方法汗っかきな42歳女性、「大人のあせも」で周囲の目が気になる! 塗り薬も効果薄……悩みの体質から改善した方法とは?寝不足で客から大クレーム、それでも「布団に入るのが恐怖」! “こむら返り”に悩む39歳女性、意外な方法で体質を改善!