King&Prince・平野紫耀の「演技力」を現役演技講師が解説! 主演作続くも……あえて“脇役”を押すワケとは?
生徒が希望の職種でバイトしながら技術を学び、就職に繋げるための「インバイト・プロジェクト」を立ち上げた槙尾高校。槙尾市の“地域活性親睦会”で登壇した樹山は、「子どもは親を選べない。だけど、貧困から抜け出す道は選べる」「彼らに、未来への希望を与えてください」と訴え、同プロジェクトのためには地元企業の協力が必要だと呼びかける。
秋草氏 1分半ほどある長台詞を、ノーカットで平野さんだけカメラに抜かれる……という役者としてはかなり緊張するシーンだったと思います。話し始めは、声のトーンも抑え気味で落ち着いた感じから入り、会場にいる大人一人ひとりの顔を見ながら説得。後半では真っすぐ前を向き、自分の実体験から感じた気持ちを語尾を強めて語りながらも、表情は柔らかくすることで、切実に訴えている様子が伝わってきます。カメラの向こうの視聴者にドラマのテーマを伝えようとしている、平野さん自身の思いも伝わってきますね。
ドラマ冒頭の“始業式での新任のあいさつ”の場面では、猫背だし、目線はキョロキョロしているし、語尾は弱いし……と、自信のない情けない教師という印象でしたが、これと比べると、同じ登壇シーンでも樹山の成長ぶりがはっきりとうかがえます。
気になるシーン3:間を使った表情の動きがわかりやすい
樹山の訴えにより、「インバイト・プロジェクト」が軌道に乗り始める槙尾高校。これまで反抗的な態度を示していた乃木から「俺、シェフになるわ」「ありがとね!」と初めて感謝を伝えられた樹山は、瞬時に瞳を潤ませ、「おう!」と返し、最後は笑顔を見せる。
秋草氏 教師としてのこの上ない“やりがい”や“幸せ”を感じながらの「おう!」という短い台詞が、とてもよく演技できていたと思います。台詞までにきちんと“間(ま)”を作り、表情が変化していく……平野さんは目、鼻、口のパーツが大きく、表情の動きがわかりやすいので、“間”を使って確実に心が動いていることが伝わってきます。
心が動いてから「おう!」と発語し、その後にフッと力の抜けた笑顔を見せることで、乃木との関係性がとても柔らかくなったことも表現できています。
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