コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第566回】
「宮迫バッシング」の裏で、“なかったこと”のように扱われる吉本興業と反社会勢力の関係
2021/08/24 21:00
なんでもかんでもバッシング! 小室圭さんと母・佳代さんへのバッシングは止まらない。最近でも「週刊新潮」(新潮社)が佳代さんが勤務先でけがをして労災を求め、お世話になった勤務先社長と争いになっていることが報じられた。で、これに乗じて「女性自身」も佳代さんバッシング。「手を差し伸べてくれた人たちに不義理を繰り返す佳代さん」「あまりの不義理に社長は懲戒解雇も辞さない姿勢」だって。
いやいや、おかしいでしょ。そもそも労災は労働者の当然のそして正当な権利だ。それは会社に長年お世話になっていようがなかろうが関係ない。しかも会社側は労災を請求することを嫌がり、非協力的なことも多い。さらに労災申請したことを理由にした懲戒解雇など、法律上も許されないことだ。
それなのに「自身」は佳代さんをバッシングするために“労災”を持ち出し、申請したことを“不義理”などと批判する。先のDaiGo発言と似たものを感じる恐ろしい論調だと思う。ホームレスや生活困窮者に対するヘイトを誘発しかねないDaiGo発言。対し「自身」記事は、労働者の当然の権利である労災申請を否定的に報じる。もし、その記事を読んで労災申請を躊躇してしまう人がいたら――。あまりに罪深い。
最終更新:2021/08/24 21:07