「宮迫バッシング」の裏で、“なかったこと”のように扱われる吉本興業と反社会勢力の関係
そんな“弱いものいじめ”がマスコミや社会に蔓延しているからなのか。社会に影響力を持つ著名人の差別発言が大きな問題となった。そう、メンタリストDaiGoの、「生活保護の人たちに食わせる金があったら、猫を救ってほしい」「ホームレスの命はどうでもいい」といった発言だ。
この発言が大きな批判を浴びたが、もちろん当然だろう。彼らを「邪魔」「臭い」「いないほうがいいじゃん」などと、その存在自体を肯定し、抹殺さえ正当化する、その発想は恐怖でしかない。しかもDaiGoは以前からこうした差別的発言を行っており、これまで問題視せずに持ち上げ続けてきたテレビやマスコミも同罪とまでは言わないが、反省すべき点は多いだろう。
もちろん今回の差別発言→大炎上で、マスコミも見事な手のひら返しでDaiGoを批判しているが、「週刊女性」もそのひとつ。経歴に関してもかなり盛っていること、大学時代は意識高い系を気取り、自己啓発本を読んでいて周囲から浮いていて、相手にされず、親しい友人もいなかった――などなど、まさにけちょんけちょん。とはいえ、今回の差別問題とは全然関係ないと思うけど。
さらに「週女」ではDaiGoの出版界での評判の悪さを指摘する。DaiGoは数多くの自己啓発本を出版しているが、通常より高い印税を要求し、それを躊躇すると冷たくあしらわれるらしい。そして態度も上から目線。なのに、最近では売れ行きもいまひとつ。よって担当編集者は“腹立つわぁ”と愚痴っているという。DaiGoを利用してへつらっているに違いない、この編集者もかなり程度が低そうだが、DaiGoは「週女」の版元である主婦と生活社からも本を出していたのでは?
調べたら、あった。2015年に刊行された「子育ては心理学でラクになる 1日3分!子どものやる気・将来育成術」だって。もう6年も前のものだから、著者・作家としてもう配慮する必要もないのか(笑)。