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夏バテで食欲不振……春から10キロも痩せていた!? 育児と家事に追われる42歳女性が「胃腸の疲れ」を改善した方法

2021/08/03 13:30
tata(薬剤師)

2.夏バテで胃腸が疲れる原因は?

 夏バテは、疲れやすさや倦怠感など、夏の蒸し暑さからくる不調の総称。特に胃の調子が悪い、食欲がないなど、胃腸の不調からくる症状が多くみられます。

 夏バテの主な原因は、「自律神経の乱れ」とされていて、体温を調節するのに重要な自律神経が暑さのせいでうまく機能せず、胃腸機能や体全体のバランスを崩してしまうのです。

 また、冷たい飲み物や食べ物によって体が冷えるのも、夏の不調の原因。胃腸の「冷え」は血管を収縮させて血流を悪くし、胃腸の動きも鈍くなるので、「食欲不振」や「胃もたれ」「下痢」などといった不調を引き起こすとされています。

3.夏の胃腸疲れには漢方がおすすめ

 「自分が倒れてしまったら家族に迷惑がかかる」と思い、しっかり食べ、体力を取り戻したいと考えていた幸子さんは、たまたま「湿気と暑さのせいで、胃腸の疲れを感じる人が増えている」というネット記事を見つけます。

 その記事で胃腸の疲れや季節性の不調は、漢方で体質改善するのがおすすめだと知り、さっそくネットで検索し、漢方を頼めるサービスを利用してみました。そこで、夏の過酷な熱と湿気によって胃腸がダメージを受けやすいことや、体の冷えが胃腸の疲れを助長させていると指摘されたそう。


 また、そのネットサービスの薬剤師から「五苓散(ごれいさん)」という漢方薬を勧められ、さっそく飲み始めたところ、次第に食欲不振は改善。幸子さんは「肌のハリとツヤも戻って、気分も晴れやかに。最近は、子どもと一緒にスイミングスクールに通うほど、体調がよくなりました」と、笑顔で話してくれました。

3-1.漢方で弱った胃腸を元気にする

 「夏の蒸し暑さで食欲がない」「胃腸が疲れて元気が出ない」といった幸子さんのような悩みを持つ方には、漢方薬がおすすめ。自然由来の漢方薬は、食欲不振の改善も期待できます。

 夏バテに限らず、漢方薬は、繰り返す胃腸の不調を体の内側から改善する効果が医薬品として認められています。自然の素材が体に優しく働くため、一般的に副作用が少ないといわれており、体質改善によって心と体を整えることも特徴。幸子さんのように日々忙しい方も、漢方薬なら毎日飲むだけなので、無理せず続けられるのではないでしょうか。

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