[連載]30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフター

物置部屋が、可愛らしい子ども部屋に激変!! 収納のプロが実演、使わなくなった「おもちゃラック」はアレに使うと正解

2021/07/19 19:30
伊藤まき(収納ライター)

[ポイント.1]部屋のイメージは、子どもに選ばせる

部屋を作った日から、ひとりで寝起きするようになったそう(C)maki_organize

 子ども自身が「自分で部屋を作った」という達成感を感じてもらうことが大切です。部屋を片付けている間に、イメージを膨らます会話を楽しみます。

 お子さまの希望は、「天蓋付き・お姫様ベッド」でした。予算もちゃんと決めて、子どもと一緒に探します。このベッドのイメージを壊さずに、片付けやすい仕組みを作ります。

[ポイント.2]子どもの洋服収納は、「高さ調節」が重要!

子どもの身長に合わせた「収納の高さ」(C)maki_organize

 アイリスオーヤマの「ワードローブ2段」を、新たに購入しました。スチールラックの魅力は、子どもの成長に合わせて「収納の高さ」が変えられる点です。2本のパイプは、上にオフシーズン、下に今シーズンに着るものを吊り下げました。ラック上には、ダイソーの「蓋付き収納 BOX」に衣替えを保管しました。

[ポイント.3]子どもには、引き出しより「見える収納」がおすすめ!

洋服を大切に思う気持ちも育ちますように(C)maki_organize

 子ども視点で選びやすいのは、洋服が「見える収納」のほう。タンスの中に「仕舞いこまない」ほうが、迷わず管理できます。また、重たい引き出しもあるので軽さの面でもオープンラックが◎。洋服を片付けるときも、タンスだと戻す場所を迷いがちです。今回選んだ「アイリスオーヤマのラック」なら、手持ちのワードローブががぜんぶ見渡せます。

 また、このラック(横幅75cm)を選んだ、4つの理由も重要です。


1)バッグや帽子を掛ける、ポールフック付き
2)ベッドのイメージを壊さないカラー(白)
3)上下2段のハンガーパイプ付き
4)可動できるキャスター付き

 ラックの横幅は、子どもが管理しやすい量になります。部屋に付いているクローゼットの大半が、120cm幅なので大人サイズになってしまいます。また、お気に入りのバッグやベルトを掛けられる「ポールフック」も便利! 子どもの身長に合わせた高さに設置できます。

子どもと暮らすラクに片づく部屋づくり