カルチャー
『ほんトカナ!? ケンドーコバヤシの絶対に観ないほうがいいテレビ!』インタビュー

「お笑い界のMISIA」ケンドーコバヤシさんの“不思議体験”を直撃! あの“格闘王”を街中で見かけるも「電話で誰かに怒鳴ってた」!?

2021/07/29 15:00
木森さえ

女性の性を語る(C)サイゾーウーマン

――全12話のうち、女性視聴者におすすめの回を教えてください。

ケンコバ そうだなあ、第8話の「オーガズムの果てまでイッてQ」は興味あるでしょうね。

――体の筋肉反射を使ってオーガズムに導く緊縛師・鵺神蓮(やがみれん)さんの“技”はすごかったですね。鵺神さんが弟子の女性のツボを押したら、すさまじい痙攣を起こしたあとに、イってしまったという……。

ケンコバ あれを見たら、ぜひ体験してみたいと思うんじゃないですか? でも、鵺神さんも仰ってましたけど、気持ちよくてイってるわけじゃなくて、「反射でイってるだけ」だそうですね。女性の気持ちが高ぶっているわけではないようですが、一度は体験してみたくなるのでは。女性の“性”については最近、わりとオープンになってきている感じもありますよね。

――たしかに、大手百貨店がTENGAの開発した女性向けプレジャーアイテム「iroha(イロハ)」のポップアップストアをオープンさせるなど、長年タブー視されていた女性の“性”をオープンにできる場や機会が増えている印象はあります。

ケンコバ でもね、そこまで需要があるということは、オーガズムまで到達してない女性が多いんだな、と思ってね。本来、もうちょっと男性が頑張らなあかんねんな、とも思います。でもこれは本当に難しいもので、やっぱり男性が女性にオーガズムを感じてほしいと思う年齢は、30歳を超えてからなんですよ。

――男性に余裕が出てくるのは30歳から、ということでしょうか。

ケンコバ 包容力に近いものですかね。大人になればなるほど「最悪、自分は果てなくてもいい!」という“侍精神”が育ってきますからね。自分が血気盛んな頃はそんなこと、考えてなかったですもん。

 でも、オーガズムについては女性が訴えにくいというかね。「こうしてよ」と、パートナーになかなか言いにくい部分もあるでしょうし。難しいところですよ、これは。うまくできてないな、人間社会は……と思います。

――包容力の話だと、どんなに個性的なゲストが登場しても、ケンコバさんが優しさで包み込んで、円滑に進行していた印象を受けました。

ケンコバ 「お笑い界のMISIA」とも言われてますからね、僕は。「つつみ込むように…」(1998年)をコンセプトに、僕の“MISIAイズム”が爆発したのでしょう。

 実際に僕、MISIA好きなんです。おじさんでMISIA好きな人って珍しいと思うんですが、僕は好きな歌手を聞かれたらサラッと「MISIA」と答えるタイプです。特に「BELIEVE」(99年)という曲が好きですね。

――すみません、どこまで本当のお話なのか、急にわからなくなってきました(笑)。

ケンコバ ハハハハ! これは昔から言うてる、ホンマの話ですよ!

(取材・文/木森さえ)

最終更新:2021/07/29 15:00
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