『漁港の肉子ちゃん』すでにトップ10圏外、なぜコケた? 明石家さんまは「木村拓哉が『いい映画ですね』って」と自画自賛
明石家さんまによる企画・プロデュースのアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』が苦戦を強いられている。同作と同じく6月11日に封切られた菅田将暉主演映画『キャラクター』が人気を博す一方、『肉子ちゃん』は初登場7位(興行通信社調べ、以下同)。テレビ界を牽引してきた国民的人気者のさんまでも、戦場がスクリーンとなると、結果を出すのは難しいのだろうか?
「さんまが直木賞作家・西加奈子の同名小説に惚れ込んだのは、実に5年前。映像化について西から快諾の返事を得られたあと、実写化の話もあったのですが、キャスティングに難航し、アニメ化へと大きく舵を切ることになりました」(芸能ライター)
2018年に配信されたNETFLIXドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』でドラマの企画・プロデュースを行っているさんまだが、劇場公開されるアニメ映画を手がけるのは今回が初めて。声優には、元妻である大竹しのぶ、親交の深い木村拓哉・工藤静香の長女・Cocomi、声優人気トップクラスの花江夏樹、下野紘、そしてマツコ・デラックスや雨上がり決死隊・宮迫博之、滝沢カレンと、話題性抜群の布陣を揃えた。
6月14日に発表された12〜13日の映画観客動員ランキングで、同作は初登場7位。翌週21日に発表された19〜20日の映画観客動員ランキングでは10位。28日発表の26〜27日には早くもトップ10圏外に脱落した。一方、菅田主演の『キャラクター』は初登場4位のあと、2週目3位をキープしている。
「『漁港の肉子ちゃん』公開翌日の12日、さんまは『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)に出演した際、作品については『もう満足なんです』と発言。映画では、吉田拓郎の名曲『イメージの詩』を、10歳の人気子役・稲垣来泉が主題歌としてカバーしていますが、『吉田拓郎さんが曲を聞いて泣いてくれて』と、感無量といった様子で話していました。さらには、『木村拓哉が「いい映画ですね」って言うてくれて。この間、MISIAがNHKのラジオでこの映画を絶賛してくれて』と、有名な芸能人3人から高い評価を受けたことも明かし、自画自賛といった調子でした」(同)
「もう満足なんです」というのは、たとえ結果が伴わなくても、やることはやり尽くしたから未練も不満もないという、ある意味“開き直り”ともとれる。それにしても、2週目にしてトッ プ 10 ギリギリの『漁港の肉子ちゃん』はなぜ、コケたのだろうか?