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ブリトニー・スピアーズが父や後見人の“虐待”を証言! 「人身売買の被害者のよう」「避妊リングを入れられている」

2021/06/25 19:03
堀川樹里(ライター)
gettyimagesより

 1999年に歌手デビューするやいなや、世界的なアイドルとなったブリトニー・スピアーズ。10代後半~20代の人気絶頂期には常にパパラッチが彼女を取り囲み、白熱した報道合戦を繰り広げたものだった。私生活のトラブルや、常に注目を浴び続ける日常に追い詰められ、2007年にブリトニーは、バリカンで自ら坊主にしたり、傘でパパラッチの一人を殴ったりと精神崩壊を引き起こして世間に衝撃を与えた。

 08年、ブリトニーには金銭管理などについての判断能力がないと見なされ、成年後見人制度下に置かれた。彼女の資産や私生活を管理するのは、長年確執がうわさされてきた父親ジェイミー・スピアーズ。しかし、ブリトニーは昨年、父親を成年後見人から外し、財産管理を委ねるのは金融機関のみにしたいと裁判を起こしたのだ。

 現地時間6月23日、ロサンゼルス郡の裁判所で行われた裁判の審問に、ブリトニーがリモート出席。その証言内容が、スーパースターとは思えぬものだと再び世間に衝撃を与えている。

 ブリトニーはまず、13年から4年間続いたラスベガス定期公演終了後、すぐに行った18年のワールドツアーについて、「ツアーの契約書には脅迫的にサインさせられた」と証言。その後、19年2月から再びラスベガス定期公演を望まれた時には、さすがに「休みが必要」と拒否したところ、セラピストに「非協力的で、薬をちゃんと飲んでいないようね」と、意思に反して炭酸リチウムという向精神薬に与えられたとのこと。ブリトニーは、こうした出来事について、

「それまで5年間服用していたものよりも強い薬で、酔っ払っているような状態になり、怖くなった」
「医師に『怖い』と打ち明けたら、6人の看護師が家にやってきて、監視されるようになった。外出もできなくなり、1カ月間そんな状態が続いた」
「父はこの件について『知らない』と言っているけど、父が許可しなければ起きないこと。クリスマス休暇の間、子どもたちと一緒に過ごす前に、私に検査(精神鑑定)を受けさせたのも父だった」

と、自分の思い通りに働かない娘に対し、父親が精神鑑定を受けさせていたと語った。さらに、リハビリ施設に行かせたのも父だと示唆している。

「『残念だけど、検査の結果、リハビリ施設で治療を受けるという診断が下ったよ。月に6万ドル(約660万円)かかるからね』と私に言った父は、本当にうれしそうだった。私のようにパワフルな人間をコントロールすること、実の娘を傷つけることに酔いしれていました」
「リハビリ施設では、休みなく、毎日働かされました。まるで性的人身売買の被害者のように、クレジットカードや現金、携帯電話、パスポート、所持品をすべて没収され、自分の意思に反して働かせられたのです」
「朝昼晩監視され、着替えの時もいるから、裸も見られた。プライバシーはなかった」

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