37歳バリキャリ女子が、まさかの“汚部屋の住人”に! 梅雨の「無気力」と「めちゃくちゃな部屋」を脱出した意外な方法
梅雨時期にやってくる倦怠感の原因の多くは、自律神経の乱れだといわれています。人の体は「交感神経」と「副交感神経」という2種類の自律神経がバランスを保ち、環境の影響や気候の変化にうまく対応しているのです。
梅雨に入ると低気圧が続き、体をリラックスモードにする「副交感神経」の優位な状態が続くのですが、その影響で1日中アクティブなモードに切り替わらず、体と心のダルさにつながります。
3.漢方で体の内側から症状を改善!
ある日、ミキさんの異変に気づいた会社の先輩が、「最近、ちょっと様子がおかしい」と心配して声をかけてくれたそう。そこでミキさんは「最近、何をしてもやる気が起きなくて……。恥ずかしいんですけど、部屋の中がめちゃくちゃ。イライラするし、ダルいし、とてもつらいです」と、素直に相談したといいます。
そんなミキさんに先輩がおすすめしたのは、「漢方のカウンセリング」でした。自身も健康に悩みがあり、利用してみたところ、改善に向かったのだとか。
「先輩に紹介してもらった漢方薬局に通い始め、カウンセリングを受けました。すると、『まずは胃腸の調子を整えましょう』と言われ、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)という漢方薬を提案されたので、言われるがままに飲み始めたんです。その結果、食欲がわいてきて、気力も取り戻し、何をするにも無気力だった心も前向きに。汚部屋もすっかり片付いて、今まで通りの生活を送っています。雨の日も、もう関係ありません!」
以前のような暗い表情はなく、明るく笑顔で話してくれたミキさんのエピソードでした。
3-1.梅雨に起こる倦怠感におすすめの漢方薬は?
ミキさんのように、倦怠感に悩まれる方には漢方薬がおすすめです。漢方薬は今起こっている不調を抑えるだけでなく、根本的な体質の改善を目指すものですので、疲れや食欲不振などの症状や、太りやすい体質に悩む方にも最適。
梅雨時期に起きやすい体や心の問題について、漢方医学では「過剰な湿気が体に入りこむこと」が原因だと考えます。そのため、梅雨の倦怠感には、水分代謝を整える目的の漢方薬がよく選ばれるのです。