娘のランドセル選びに“お金も口も出す”義母にうんざり! お構いなしの夫に、理解してくれないママ友……悩んだ末に取った行動とは?
今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。
子どもの小学校入学時には、学用品や学習机の購入など、なにかと出費がかさむ。なかでも大きな買い物といえば、ランドセルではないであろうか。春先から夏にかけては“ラン活”と呼ばれるお目当のランドセルを求める親子たちの活動が盛り上がり、ランドセル市場が活況を呈する。今回は、そんなラン活に翻弄された、あるママのエピソードを紹介する。
近くに住む義母の介入に嫌気も、ママ友からは理解されず
彩奈さん(仮名)は、首都圏で今年小学校に入学した7歳の女の子と2歳年上の夫と暮らしており、同じ県内に夫の両親が住んでいる。今は、義実家との距離が近すぎることが悩みだという。
「娘を妊娠した時に、都心から夫の実家がある郊外に引っ越しました。同じ町内はさすがに嫌だったので、電車で30分程度の場所に住んでいます。娘が赤ちゃんだった時は、義母が家に来てくれて助かったのですが、今は何かあるごとに口を出してくるようになり、悩んでいます」
実家との距離が近いと、何かあった時に頼れる安心感がある一方で、普段の生活への介入は避けられないようだ。
「運動会や夏祭りというような幼稚園の行事にも、義父や義母が見に来ました。おかげでママ友たちにも顔が知れ渡っていましたね……。周りに挨拶をしたり、話しかけるタイプの義母なので、子どもたちからも『〇〇ちゃんのばあば』と呼ばれ、親しまれていたんです。でも、うちに来るたびに、部屋の掃除ができていないことや、娘が野菜を食べないことなど、日常生活にまで口を挟んでくるので、正直、『来ないでほしいなあ』と思ったこともあります」
そんな彩奈さんとは対照的に、幼稚園などで仲良くなったママ友の中には、ほとんど義実家と交流がないママもいるとか。そんなママたちからは、義実家が近くにあることを羨ましがられるという。
「私の実家は岡山で、親も70代で高齢のため、なかなか会いに来ることができません。そのため、娘が夫の実家に行ったり、義母と過ごす時間が多いことは、なんとなく不平等な気もしたりします……。LINEのグループチャットでも、『〇〇ちゃんのばあばと会ったよ!』ってメッセージが来たりして、なんだかすっきりしないんですよね。でも、義母にお迎えを頼めますし、両親が共に地方に住んでいるママ友からは『義実家が近くでいいなあ』と言われるので、恵まれていることはわかっているんですが……」