人気ドラマ『孤独のグルメ』には“幻の主演”が存在した!? 「丁重にお断りする」原作者も異を唱えた“大物二世”とは?
松重豊主演の人気ドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京)の新シーズンが、7月からスタートすることが発表された。
同ドラマは、原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる同名漫画が原作。主人公の井之頭五郎(松重)が営業先で見つけた食事処で、食べたいものを自由に食す“至福の時間”を描いたグルメドキュメンタリードラマだ。新作となるシーズン9では、コロナ禍で再注目されている「独り飯」をさらに掘り下げるほか、かつて訪れた飲食店にも再訪するという。
「2012年のドラマ放送開始から9年がたつということで、松重は新シーズンが始まるにあたって『老けました。もう痛々しいから辞めろという声が聞こえてきたら、辞める覚悟は出来ています』とコメントを発表。以前から、新作発表時には『この間「オワコン」という言葉を知りまして、この番組にピッタリだなと思って』『私の不祥事による降板など、予断を許さない状況です』など、ネガティブな発言を連発してきた松重だけに、今回のコメントも“自虐ネタ”として面白がられており、相変わらず人気は健在のようです」(芸能ライター)
ネット上では、「五郎役は松重さんしか考えられない!」といった声が上がるほどの“ハマり役”となっているが、実は当初、タレント・長嶋一茂をキャスティングする案が持ち上がっていたようだ。原作者の久住氏は10年2月4日、自身のTwitterに「『K独のグルメ』のテレビドラマ化の話が来たが、主演が長嶋一茂ということなので、丁重にお断りする。長嶋一茂は嫌いではありませんが、ちょっと」と投稿していたのだ。
「確かに一茂は、原作の主人公にルックスこそ似ているものの、当時から何かと不穏な話題が多い人物。12年には、元女優・江角マキコとの間でトラブルが勃発し、当時、江角のマネジャーを務めていた人物が一茂宅の壁に『バカ息子』と落書きした一件が明るみに。また、18年11月放送の『ザワつく!一茂 良純 時々 ちさ子の会』(テレビ朝日系)でパワハラ問題を取り上げた際、『50回言っても聞かないやつは、ボコってぶん殴ったほうが早い』と発言するなど、“大物二世”ならではの放言が物議を醸すことも珍しくないです。もし一茂が五郎役にキャスティングされていたら、シーズン9まで続くほどのヒットは難しかったかもしれません」(同)
松重演じる五郎の独特な雰囲気や、“食”をとことん楽しむ姿が好評の『孤独のグルメ』。コロナ禍で苦境に立たされる飲食業界に、活気を与える存在となってほしいものだ。