【ジャニーズJr.チャンネル便り】

Travis Japan・吉澤「如恵留のことがめちゃくちゃ嫌いだった」と告白、Aぇ! groupのキャンプ企画がバラエティ番組レベル!?【ジャニーズJr.チャンネル週報】

2021/06/06 21:00
中村チズ子(ライター)

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、5月27日~6月2日公開の動画を注目度順にチェックします!

Travis Japan・吉澤、川島のことが「めちゃくちゃ嫌い」だったと告白

 5月27日の動画は「Travis Japan【涙の川島如恵留】半年遅れの誕生日をサプライズ!?」(再生回数は6月4日時点で49万台)。昨年11月22日に26歳の誕生日を迎えた川島如恵留のお誕生日サプライズ企画だ。今年4月15日配信の「【祝!中村海人】24年分の思い出を語り尽くす!」のコメント欄などでは、川島の誕生日企画が飛ばされていることについて意見や要望が寄せられていたが、半年以上過ぎて、ようやく実現。まずは、「落ち込んだキミをアゲる応援メッセージ」を“イケボ”(イケメンボイス)で発表するというダミー企画「Travis Japan的イケボ選手権」からスタートした。

 川島の番が終わった後、続く七五三掛龍也が「ちょっと手紙を書いてきました」「如恵留へ だいぶ遅くなったけど、お誕生日のお手紙を書きます」と切り出し、本題に突入。趣旨を理解した川島は「やった~! うれしい!」と、歓喜した。以降は、川島に対する6人の本音が次々と飛び出す。例えば、七五三掛は「如恵留とは昔からずっと一緒で、メンバーの中では一番長い付き合いだね。最初はわかり合えない部分が多くて、きっとこれから仲良くなることはないんだろうなと思ってました」と振り返りながらも、同じ時間を過ごす中で、「ズブズブな関係」になったと告白。イケボ企画なら確実に優勝したであろう美声を披露した松田元太は、感謝をつづった手紙ならぬ“表彰状”を読み上げた。

 2017年11月、松田とともにグループに加入した松倉海斗は「(川島とは)最初の頃はお互いが真っ直ぐすぎて、ギスギスしたり衝突した時期もあったよね。でもTravis Japan、僕ら7人がさまざまな壁にぶち当たったり乗り越えていくうちに家族みたいな間柄になったよね」と回顧。吉澤閑也も「俺は如恵留のことが最初はめちゃくちゃ嫌いでした」といきなりぶっちゃけつつ、「なんでかはわからないけど嫌いで、いつもいつも俺はイライラしてました。今思えば、俺って子どもだったなって思ってます。如恵留に対して『俺のところまで這い上がってこいよ』って言ったこと、俺は正直あまり覚えてないんだけど。その頃は、何か気に入らないことがあって如恵留にぶつけるしかなかったんだと思う。今では如恵留のことが大好きです」と、心境の変化を明かした。


 また、中村海人は「僕たちは、最初9人で活動していました」とグループの歴史に触れた上で、「(松田&松倉が加入して)7人になった時に、5人の時と僕は気持ちが違いました。前の自分の立ち位置じゃなくなるのか? とかそういうのをいろいろ考えてる時期でもあったけど、如恵留くんが『海人にはこうなってほしいんだよね』とか言ってくれたことで、あぁ俺はもっとこうしなきゃいけないんだなとか、そういうのをあらためて感じるようになりました」と、率直な思いを吐露。

 最後の宮近海斗は「僕がこのグループを頑張ろうと思ったきっかけは、如恵留にあります。僕らがあまりお仕事をもらえない時、如恵留は周りの人たちが就職活動だったり、会社に勤めたりという話を聞くと、『諦めようかな』と悩んでる時もあると言ってました。如恵留にとって、この仕事は誇れるものじゃないのかな? と思ってました。そして僕も、この環境だったら誇れるものじゃないよな、と。周りと比べたらフェードアウトしたくなるよなぁと思ってました。だからこそ、このグループを誇れるものにしたいと、僕はこの仕事を頑張ろうと決め、続けていました。そして、いろんなことが重なり、僕らは今、こんな幸せな環境で仕事を続けています」と、過去の苦悩について語った。今よりもJr.の活動量が少なかった時代、宮近にとって、川島の存在が原動力になっていたという。

 なお、Travis Japanメンバーといえば、4月26日に川島を除く6人と、マネジャーが新型コロナウイルスに感染したことを公表。療養期間をへて、5月13日から活動を再開していた。今動画は仕事復帰後に撮影されたようで、宮近は「(川島が)『ドラマのDVDを予約した』と言ってました。その時期も療養中でしたが、メンバーを思い、連絡をくれたこと、本当にうれしく思いました」と、療養期間についても言及していた。いずれも、彼らがいかに努力家な川島を尊敬しているのかが伝わってくる手紙とあって、ファンならば涙なくして見られない動画だろう。

 本来は“サプライズで誕生日をお祝いする”というハッピーな企画ながら、Jr.として活動する中でのリアルな悩み、葛藤などを包み隠さず話したTravis Japan。SNS上やコメント欄では「ファンが思ってる以上に、いろんなことをを乗り越えて今のTravis Japanがあるんだなと思った。本当に誇れるグループだし、そんなTravis Japanを応援できてよかった」「『嫌いだった』『ギスギスしてた』とか、今ではそんなことを言えるような関係性になったことが素敵すぎる」「激エモ回! これだからTravis Japanが大好きだな、ファンでいれて幸せだなと噛み締めた」「みんな照れずに、如恵留くんへの愛を伝えていて素晴らしい動画だった。本当にいいグループだね」と、感激の声が相次いでいる。

anan (アンアン) 2021年 4/7号 [雑誌]