スシロー・くら寿司・はま寿司、プロが選ぶ“サイドメニューNo.1”はコレ! サラダ、味噌汁、茶碗蒸しなど比較レビュー
6月3日放送の『日経スペシャル カンブリア宮殿』(テレビ東京系)に、回転寿司チェーン「スシロー」を展開する株式会社FOOD & LIFE COMPANIESの水留浩一社長が登場。コロナ禍で外食産業が苦戦を強いられる中、スシローは「最高業績」を叩き出したという。番組では、テイクアウト専門店のオープンや、店内の“ハイテク化”などに、その秘訣があると紹介するようだ。
一方、回転寿司チェーンといえば「ファミレス並みの品ぞろえ」とも言われる、サイドメニューも人気が高い。スシローに加え、くら寿司、はま寿司のサイドメニューを比較した記事を、あらためて紹介したい。
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
3大回転寿司チェーン、“サイドメニュー”ランキング
家族や友人同士、お一人様でも気軽に楽しめる「回転寿司チェーン」。安くておいしいお寿司がおなかいっぱい食べられるのも魅力ですが、最近特に注目されているのが“サイドメニュー”の充実度です。中でも「ファミレス並みの品ぞろえ」として人気なのが、スシロー、くら寿司、はま寿司の3店舗。そこで、今回はあえて回転寿司チェーンのサイドメニューに注目して、管理栄養士の川村先生に、栄養の面から比較していただきました。
――「お寿司と一緒に食べるといいメニュー」には、どんなものがあるのでしょうか?
川村郁子先生(以下、川村) お寿司を栄養的に考えると、シャリの炭水化物、ネタの魚に含まれるタンパク質、鉄や亜鉛、ビタミンB群、DHAやEPAなどの必須脂肪酸が摂取できるのですが、野菜をあまり使わないので、食物繊維やビタミンCが不足しがち。サイドメニューでは、できれば野菜を補うようにしましょう。
ちなみに、シャリはだいたい1貫20gくらいなので、ほとんどのメニューが1皿あたり40gの換算になります。4皿だと160gでお茶碗1杯程度になりますが、酢飯は砂糖も使っているため、糖質の摂りすぎが少し気になります。海藻など、食物繊維の多い食材と一緒に食べるようにして、血糖値の急激な上昇を防ぎましょう。
――どこの店舗にも「ポテトフライ」がありますが、お寿司のサイドメニューとしてはどうですか?
川村 ポテトフライは、お酒のおつまみとしてだけでなく、子どもにも人気があるので、回転寿司チェーンでも欠かせないメニューだと思います。お寿司を食べながら、途中でカリッとした食感のポテトフライをつまみたくなる気持ちもわかるのですが、脂質や炭水化物がプラスされてカロリーオーバーになるので、あまりおすすめはできません。
とはいえ、重要なのは“頻度”。月に1回程度、たまに行く回転寿司でポテトフライを楽しむ分には、特に問題ないでしょう。どうしてもポテトフライを食べたい場合には、「揚げ物メニューは1つまで」と決めるなどして、うまく調整してください。