試着室で“ポッコリおなか”に衝撃……ワンピースが着られずショック! 40歳女性「便秘」の悩み解決法
便秘でもっとも多いものは、「機能性便秘」と呼ばれるタイプ。ストレスや生活習慣、運動不足や過度なダイエットなどが原因で、腸の働きが鈍くなったり、けいれんしたりするなど、腸の機能が低下して便秘が起こるのです。
また、女性ホルモンも便秘に影響を与えます。生理前に増加する黄体ホルモン(プロゲステロン)と呼ばれる物質には、大腸の運動を抑え、水分を体内に吸収しやすくするはたらきがあるとされており、黄体ホルモンが増加すると、便が水分を失い硬い状態に。生理前に便秘になりがちなのは、これが原因です。
また、機能性便秘とは違い、炎症性の病気や腫瘍などが原因で起こる便秘もあり、これを「器質性便秘」といいます。異常を感じたときはきちんと病院へ行き、医師の診断を受けましょう。
3.便秘を改善するには、漢方医学がおすすめ
便秘に悩む紗栄子さんは、「西洋薬や食事改善、ストレッチ運動以外で、何かほかに試したことのない方法はないのかな?」と、常日頃ネットで調べるようになったそうです。そして、同じように便秘に悩む同世代の女性のブログを見つけ、そこに書かれていた漢方薬に興味を持ったとか。
「ブログで紹介されていたのは、『麻子仁丸(ましにんがん)』という漢方薬でした。そういえば昔、祖母が同じ漢方薬を使っていたことを思い出したんです。少し検索してみてもすぐに情報がいろいろ出てくるくらい、有名な漢方薬だったよう。そのブログでは、オンラインで相談できるサイトがおすすめされていて、早速試してみました」
麻子仁丸の服用をしばらく続けると、徐々におなかに変化が出てきたといいます。
「排便が少しずつラクになり、それにつれて、おなかの張りも目立たなくなりました。以前はトイレにこもりきりの時間が続き、滅入ってしまうことも多かったのですが、今ではおなかも心もスッキリしています」
紗栄子さんは自身の体験を清々しい笑顔で語り、すっかり元気を取り戻したよう。しつこい便秘が漢方薬の服用によって軽減されたというエピソードでした。
3-1.漢方薬でつらい便秘を改善できるの?
「便秘がつらい」「おなかがぽっこりしている」など、紗栄子さんのような悩みを持つ方には、漢方薬がおすすめ。自然由来の漢方薬は便秘の症状であるおなかの膨満を、ナチュラルに改善できますよ。
実際に、漢方薬は便秘の症状を体の内側から改善する効果が認められているんです。医薬品ではあるものの、自然の素材が体に優しく働くため、一般的に副作用が少ないといわれています。
漢方薬は今起こっている不調を抑えるだけでなく、根本的な体質の改善を目指すため、ダイエット中の方や、冷えや疲れなどの慢性的な症状や体質に悩む方にも最適。バランスの良い食事や、適度な運動を毎日続けるのは難しいという場合も、漢方薬なら毎日飲むだけなので、無理せず続けられるはずです。