ローラは、なぜ天真爛漫キャラなのに「暗い」のか? 『徹子の部屋』で明かした“家族の話”に違和感
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。
<今回の有名人>
「心のファミリー」ローラ
『徹子の部屋』(4月27日、テレビ朝日系)
芸能人の外見や行動は、その人の印象に影響を与える。例えば、女性芸能人が髪がピンク色であるより、黒髪のほうが清純な印象を与えるし、スターが自分より立場が下の製作スタッフにも丁寧に接していると聞けば、「礼儀正しい」「いい人だ」と解釈されるだろう。
しかし、時々、なんだか外見や行動と印象が一致しないなと思わされるタレントもいるのである。ローラもその一人だ。華やかな見た目で、明るく振る舞っているけれど、なんとなく暗い印象を受ける。
ローラのブレークは2012年。外国人の血を引いたモデルとしてだけでなく、バラエティー番組で披露するおぼつかない日本語や、目上の人にも臆せずタメ口を使うところが、ユーモラスだと人気を集めた。屈託のない明るさ、天真爛漫さで知名度を上げていくが、同年放送の『さんまのホントの恋のかま騒ぎ』(TBS系)に出演した際は、ミッツ・マングローブに「ドアから出てくる瞬間、真顔だったね」と、いつもニコニコしているわけではないことを指摘されていた。
そんなローラだが、14年に実父が国民健康保険の海外療育費の不正受給をしたとして、詐欺容疑で逮捕されている。親と子どもは別人格だが、イメージ商売の芸能人の親が警察のお世話になるのは、マイナスでしかない。子どもの存在が犯罪のブレーキにならないあたり、よっぽどお金に困っていたのか、衝動抑止性が低いのか。詳細は不明だが、子どもの足を引っ張ることに躊躇がないという意味で、「ヤバい家族」の匂いがするのは否定できないだろう。
15年1月31日配信の「産経ニュース」によると、保釈保証金300万と損害賠償金200万の合計500万はローラが立て替えたという。
16年にロサンゼルスに移住したこともあって、それほどテレビで見かけなくなったローラだが、4月27日放送『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で久しぶりに顔を見せた。ここで、これまでのローラのイメージを覆すエピソードが披露される。