サイゾーウーマンコラム元極妻・芳子姐さんのつぶやき引退した神戸山口組幹部が語る“いい話” コラム 「元極妻」芳子姐さんのつぶやき104 「古きよきヤクザの時代」の終わり――引退した神戸山口組幹部が語る“いい話” 2021/04/25 16:00 待田芳子(作家) 元極妻・芳子姐さんのつぶやき 山口組を潰すために出たわけではない 菅谷組も波谷組も最後は残念なことになるのですが、菅谷組が解散した1981年、奥浦元顧問は三代目山口組直系・長谷組の舎弟として山口組に復帰、奥浦組を率いて、生まれ育った東大阪を拠点にしていました。 1989年には渡邉芳則組長が五代目山口組を襲名、奥浦元顧問は直参に昇格して奥浦組は560人を擁する組織になります。 「三代目の田岡(一雄)の親分は、終戦後の日本の治安を守るために組織を成長させてくれた。雲の上の人やった。四代目(竹中正久組長)は、ええ、悪いがハッキリしとって、例えるなら桜の花のような人やった。見事で、きれいで、ほんまに邪念のない…。五代目は、いろんなことがあっても組織を固めてくれた」 元顧問は「週刊実話」のインタビューに、こう答えています。神戸山口組や山口組の分裂については、「残っとるもんもおるから…」と多くは語られていませんが、「山口組を潰すために出たわけではないから、『神戸』の名前を付けた。山口組が少しでも正しいほうに向かって、悪やなしに善のほうが多いというのを示してくれればええと思う」と、やはり「反社会的勢力」と批判されていることに心を痛めているようです。 今年78歳になられるそうですが、まだまだお元気そうで何よりです。神戸山口組設立も、古希を過ぎてからのご決断ですから、心労は多かったと思います。これからは愛国的な活動をされるようで、注目ですね。 ちなみに報道によりますと、警察は「神戸山口組の幹部がどんどん辞めている」とうれしそうですが、六代目山口組だって構成員の人数は減っています。 それに、どこの組織でも「在籍組員」は減っているけど、「不良」は減っていないでしょう。偽装脱退かもしれませんし、辞めた兄弟分や半グレとコラボして、すでに犯罪に手を染めているかもしれません。 ちなみに神戸山口組は、人数は減っても「敵は弘道会」とか「終生、六代目山口組に戻ることはない」という方針は変わらないそうですから、山口組の分裂問題が落ち着くのは、まだ先のようです。 前のページ123 待田芳子(作家) 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻。夫とは死別。本名・出身地もろもろ非公開。自他共に認める癒やし系。著書に『極姐2.0 旦那の真珠は痛いだけ』(徳間書店)がある。 記事一覧 最終更新:2021/04/25 16:00 楽天 Yahoo 極姐2.0 ヤクザの人情話 関連記事 ヤクザの数は過去最小、半グレの検挙数は過去最多! 元極妻が考える貧困と居場所“山口組一強”はさらに進む? 元極妻が考える「ヤクザの勢力図2021」未明の伊勢崎で山口組と稲川会が大乱闘! 元極妻が語る、ヤクザが抗争を起こすワケ「ヤクザの裁判」は死刑もアリ! 重罰化がますます進む時代を元極妻が考える先生、消防士、お坊さんも覚醒剤で逮捕! 需要があるから成り立つ「ヤクザの商売」 次の記事 中学受験「こんな校長先生はダメだ」 >