イモトアヤコは、コロナ禍を理由に辞退……東京オリンピック聖火ランナーをめぐり「中には報道NGの事務所も」
4月22日、お笑いタレント・イモトアヤコが、鳥取県での東京オリンピック聖火リレーのランナーを辞退したことがわかった。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、「聖火ランナーをめぐっては、各芸能プロダクションとも頭を悩ませ続けている」(週刊誌記者)という。
「イモトは、同じ鳥取県出身の森下広一氏(バルセロナオリンピック男子マラソン銀メダリスト)とともに、5月21、22日に同県で行われる聖火リレーのランナーに決まっていましたが、両者とも辞退を発表。イモトの所属事務所・ワタナベエンターテインメントは、コロナ禍の中、『県境を越えて鳥取県に入ることに懸念がある』と申し入れたそうです」(同)
イモトらに限らず、全国各地でランナーを務める予定の著名人の中には、辞退者も少なくないが……。
「3月末に聖火リレーが始まってからというもの、出走を公表していたタレントや所属事務所は、そのまま走るべきか否かでずっと頭を悩ませてきました。著名人は、メディアやSNSなどで外出自粛を呼びかけている立場ですし、『人を集める状況を作ってしまうのではないか?』という懸念があるからです」(テレビ局関係者)
そのため、一旦は様子見してから、結局キャンセルする……というパターンが多いようだが、出走日が近づくにつれて、“辞退理由”にも悩むことになるそう。
「角が立たない言い訳として、『スケジュールの都合』を理由にするタレントも多いですが、もともとは予定を空けていたわけですから、出走直前にこの言い分は、やや苦しいものがあります。ただ、しばらく様子を見ていれば、場合によってはオリンピックそのものが中止となる可能性もゼロではないので、実はその発表に期待するタレントや芸能プロも多いようです」(同)
また、出走日の直前で辞退を申し出る場合も、発表のタイミングに悩まされるという。
「その日に辞退を発表したのが1人だけだと、目立ったニュースになってしまうため、他事務所と足並みを揃え、『この日に発表しましょう』と調整したプロダクションもあると聞きます。一方、辞退せずに出走したタレントをめぐっては、所属事務所に対し、一般人から『なぜコロナを拡散させるようなことをしたのか』などとクレームが入ったという話も。こうしたクレームやネット炎上を恐れてか、走りはしたものの、それをニュースとして取り上げることに“NG”を出した事務所まであったとか」(芸能プロ関係者)
聖火が東京に届く7月まで、ランナーを務める著名人や所属事務所の苦悩は、まだまだ続きそうだ。